東アフリカのルワンダは赤道直下に位置し、高地で年間降雨量も多く、肥沃な土地が広がっている為、コーヒー栽培に適した国です。そして、多くの小規模農家がコーヒー栽培を行っています。
そんなコーヒー生産国であるルワンダは、国全体でスペシャリティコーヒーの生産に力を入れています。
そこで今回は、ルワンダのカップオブエクセレンスで1位を獲得したこともある「ムヨンゲ」についてご紹介していきます。
ムヨンゲとは
ムヨンゲはルワンダの北部州、標高が1700~2100m、年間降水量1200~1400mmの「ガケンケ地区」の「ムヨンゲ」で生産されています。2006年に新設されたムヨンゲ・ウォッシング・ステーション(精製所)にて精製されるコーヒー豆です。
新しい精製所であるのにも関わらず、2007年から開催されているルワンダのカッピングコンテストの常連で、2015年のカップオブエクセレンスで1位を獲得したコーヒーです。
精製所には近隣の1500以上もの小規模農家からコーヒーチェリーが持ち込まれてきて精製されています。
無農薬で丁寧に栽培されたコーヒー豆は精製所に持ち込まれ、丁寧に時間をかけて水洗し、天日干しされます。品種はブルボン種です。
ムヨンゲは、柑橘系のフルーティーで上品な酸味と果実の濃厚な甘み、優しいとコク苦みのコーヒーです。フローラルの華やかな香りの余韻が残るスペシャリティコーヒーです。
ムヨンゲは、ミディアムロースト~フルシティローストがおすすめです。挽き方は粗挽きがおすすめです。