太平洋に位置するハワイ州は、アメリカ合衆国で唯一のコーヒー生産国です。その中でも、ハワイ州の最北端に位置するカウアイ島は、ハワイ州最大、つまり、アメリカ合衆国最大のコーヒー生産地です。

この地域は、肥沃な弱酸性の火山培土に覆われ、豊富な雨量と昼夜の気温差が激しいことから、良質のコーヒー豆が生産されると、世界中のコーヒーバイヤー達から注目を集めています。

そこで今回は、ハワイ産コーヒーのカウアイコーヒーについてご紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

カウアイコーヒーとは?

カウアイコーヒーの特徴・生産地

カウアイコーヒーは、ハワイ州の最北端に位置するカウアイ島で生産されています。実は、カウアイ島はハワイ州の最大のコーヒー生産地でもあります。

カウアイ島は、コーヒーベルトに属していて弱酸性の火山培土に覆われており、豊富な降雨量に恵まれ昼間と夜の温度差が大きい為、コーヒー栽培にはとても適した土地です。その為、カウアイコーヒーは高品質なコーヒーであると人気を集めています。

かつて、カウアイ島はサトウキビ産業が盛んで、サトウキビプランテーションが広がっていました。しかし、1987年に初めてコーヒーノキが植えられてから、コーヒー栽培にシフトしていく農家も増えていきました。

その後、1995年のサトウキビプランテーションの廃止をうけ、カウアイ島でのコーヒー産業は一気に拡大していき、ハワイ州最大のコーヒー生産地になるまでに成長しました。これは、カウアイコーヒーのコーヒー農園の広さが、ハワイ州全体のコーヒー農園の半分以上を占めていることからもよくわかります。

このようにハワイ州でNo.1、つまりアメリカ合衆国でNo.1のコーヒー生産量を誇るカウアイコーヒーは、驚くことに1社のみの独自銘柄です。社員数は70人程度ととても少ないですが、コーヒー豆の収穫から加工までの工程を、全て機械により進めていくため、少人数で大量のコーヒー豆の生産が可能になっています。

また、カウアイコーヒーはアラビカ種のコーヒーノキを栽培しています。コーヒーチェリーの収穫は10月から12月にかけて行われ、特別に準備された3m以上もあるトラクターで一気に行い、収穫度2時間以内にはトラクターで精製工場へ運ばれていきます。

その後、工場にて機械により水洗され、完熟したコーヒーチェリーを選別し、巨大な乾燥機械で1日以上かけて乾燥させていきます。その後の工程も、全て機械により進められていき、袋詰めまでされて出荷されます。

カウアイコーヒーを生産する農園では、無料のコーヒー農園見学ツアーや試飲ツアーをしている為、多くの観光客に人気の観光スポットでもあります。

カウアイコーヒーの味・香り

カウアイコーヒーは、優しい酸味と甘みのバランスが取れたコーヒーです。苦みが少ないので、雑味のないスッキリとした味わいが人気です。香りはナッツの香りとスパイシーな香りが広がります。

カウアイコーヒーのおすすめの淹れ方

カウアイコーヒーは、ペーパードリップやネルドリップで淹れるのがおすすめです。また、コールドブリュー(水出しコーヒー)でも楽しめるコーヒーです。是非、色々な淹れ方を試してみてください。

スポンサーリンク

カウアイコーヒー(ハワイ産コーヒー)情報まとめ

今回は、ハワイ産コーヒーのカウアイコーヒーについてご紹介してきました。

カウアイコーヒーはハワイ全体のコーヒーの半分以上を占めており、アメリカ合衆国No.1の生産量を誇る高品質のコーヒーです。

ハワイ産のチョコレートやクッキーと一緒に「カウアイコーヒー」を楽しんでみてはいかがですか?ハワイの風が感じられるはずですよ。

おすすめの記事