
コーヒーには300種類以上の成分が含まれており、
健康に良いさまざまな効果効能が報告されていますが、
コーヒーと一緒に摂取してしまうと
体に良くない組み合わせがあります。
コーヒーを飲む習慣がある人は、
コーヒーと一緒に何かを食べている、
という人もたくさんいると思います。
今回の記事ではコーヒーを飲むときに
一緒に組み合わせて摂っていきたいもの、
逆にコーヒーを飲むときには
控えるようにしたいものを紹介していきます。
コーヒーとの食べ合わせを意識せずに
無意識に食べてしまっていると、
思わぬ体のトラブルに見舞われる可能性があります。
コーヒーの効果効能を最大限に活かすためにも、
最後まで読んであなたのコーヒーライフに
取り入れるようにしてください。
- 目次
1.コーヒーとの食べ合わせを意識した方がいい理由
2.コーヒーと相性の良い組み合わせ
2-1.バナナ
2-2.魚類や豆類
3.コーヒーと相性の悪い組み合わせ
3-1.サプリメント
3-2.プルーンやひじきなど鉄分の多い食材
3-3.チョコレート
3-4レモン
3-5甘いお菓子
3-6タバコ
4.まとめ
1.コーヒーとの食べ合わせを意識した方がいい理由
コーヒーにはたくさんの成分が含まれています。
特徴的な成分といえば「カフェイン」と「タンニン」です。
カフェインはコーヒーや緑茶、ウーロン茶などに含まれており、
覚醒作用や利尿作用があるので眠気覚ましをしたいときや、
体内に溜まった老廃物を排出したいときに役に立ちます。
タンニンは植物に比較的多く含まれていて、
コーヒーや紅茶、緑茶などの渋みを出してくれています。
タンニンはポリフェノールの仲間なので
強い抗酸化力を持っており、
老化やガンの原因となる活性酸素を無毒化して、
血管や細胞の老化を抑制させてくれる効果があります。
ですが、カフェインには利尿作用があるので、
コーヒーと一緒に何か他の食品を摂ると、
せっかくの栄養素が吸収されないまま、
体外へ排出されてしまう可能性があります。
タンニンも鉄分が多い食品と一緒に摂取すると、
鉄分の吸収を阻害してしまうなどの
悪影響が発生してしまいます。
コーヒーを摂取する際には
食べ合わせが非常に重要になってくるので、
普段一緒に食べている物と照らし合わせて、
間違った食べ合わせをしていないかチェックしてみてください。
2.コーヒーと相性の良い組み合わせ
2-1.バナナ
コーヒーの飲み過ぎでカフェインを摂り過ぎてしまうと、
身体の電解質のバランスが崩れて、
頭痛や疲労感、けだるさなどの症状が出てしまいます。
バナナで炭水化物を補って、
血糖値のバランスを整えると、頭痛などの症状を
緩和させることが出来ると言われています。
また、バナナにはビタミンBやビタミンE、
必須アミノ酸、食物繊維などの栄養成分が含まれており、
コーヒーと一緒に摂取することで
便秘が解消され、代謝がアップして
美肌効果を得られるという話もあります。
2-2.魚類や豆類
アミノ酸の一種である
アルギニン酸が豊富に含まれている食品と
コーヒーを一緒に摂ることによって、
体脂肪を減少させる効果があります。
アルギニン酸が多く含まれている食品としては、
かつおやシラスといった魚類や、
落花生やアーモンドといった豆類があります。
魚類とコーヒーを組み合わせる習慣は
あまりないと思いますが、
マグロにもアルギニンは含まれているので、
ツナサンドなどとの組み合わせは良いですね。
ナッツなどの豆類も相性が良いので、
ダイエット効果を望んでいる人は
一緒に摂ることをおすすめします。
3.コーヒーと相性の悪い組み合わせ
次はコーヒーと一緒に摂取すると
良くない組み合わせを見ていきましょう。
3-1.サプリメント
サプリメントを摂取する際に
コーヒーと一緒に飲んでいる人がいますが、
コーヒーとサプリメントの組み合わせは良くありません。
これはサプリメントに含まれる栄養素が
カフェインとくっついてしまうことにより、
栄養が吸収されないまま体外に排出されてしまうからです。
コーヒー以外でもカフェインを含む
緑茶やウーロン茶でも同じことが言えます。
サプリメントを飲むときには、
水や白湯などで飲むようにしてください。
3-2.プルーンやひじきなど鉄分の多い食材
コーヒーにはポリフェノールの一種である
タンニンが含まれており、
鉄分の吸収を阻害する働きがあります。
そのためプルーンやひじきなど
鉄分の多い食材と一緒に摂取することは、
おすすめできません。
レバーやカキ、ほうれん草など鉄分が豊富に含まれる食材も、
なるべく避けるようにしてください。
3-3.チョコレート
チョコレートはコーヒーと相性が良いので
一緒に食べている人も多いと思いますが、
実はチョコレートとの組み合わせは
健康面から見るとあまり良くありません。
コーヒーにはカフェインが含まれており、
1日あたりの摂取量目安は
300mgから400mgとされています。
この目安量はコーヒー3杯分にあたりますが、
チョコレートにもカフェインは含まれています。
ですので、コーヒーとチョコレートを一緒に取ると、
カフェインの取りすぎになる恐れがあります。
カフェインを摂り過ぎてしまうと、
睡眠障害や脱水症状、嘔吐、頭痛などの
症状が発症してしまう可能性があるので、
注意するようにしてください。
3-4.レモン
コーヒーとレモンを一緒に摂取する人は
あまりいないかもしれませんが、
レモンに残留している防カビ剤と
カフェインの相性は良くありません。
これは防カビ剤とカフェインが反応して
発がん物質を生じてしまうからです。
レモンはどちらかというと紅茶とセットで
飲む機会が多いですね。
レモンティーを飲む機会がある人も
たくさんいると思いますが、
意外と知られていない悪い組み合わせなので、
注意するようにしてください。
ちなみに防カビ剤が含まれていない
国産などのレモンであれば全然問題ありませんので、
勘違いしないようにしてください。
3-5.甘いお菓子
コーヒーのお供にお菓子を選ぶ人も多いですが、
糖質が多いお菓子とコーヒーを一緒に摂ることは、
実は健康には良くありません。
糖質を必要以上に摂り過ぎてしまうと、
中性脂肪に変わって太ってしまいます。
カフェインには糖質がエネルギーとして利用される前に、
中性脂肪に変えてしまう働きもあるので、
血液をドロドロにして脂肪を増やす
原因にもつながってしまいます。
糖尿病になる危険性も高まるので
控えるようにしましょう。
3-6.タバコ
食品ではありませんが、
タバコとコーヒーの組み合わせも良くありません。
タバコを吸っている人は口内に付着するヤニのニオイと、
吸い込んだ煙が肺から出てくる時のニオイで
口臭が臭くなってしまいます。
コーヒーを頻繁に飲んでいる人も、
カフェインが舌に張り付くことが原因で
口臭を引き起こしてしまっています。
タバコとコーヒーが組み合わさってしまうと、
タバコの口臭とコーヒーの口臭が合わさって、
さらにひどい口臭を生み出してしまうので
注意するようにしてください。
4.まとめ
コーヒーとの食べ合わせで相性が良いもの、
相性が悪いものを紹介してきました。
コーヒーを飲む習慣がある人の中には、
何か他の食品を食べながら
コーヒーを飲むという人もいると思いますが、
食べ合わせを間違えてしまうと、
健康にも良くない効果が現れてしまうので
注意してください。
特にチョコレートや甘いお菓子などと一緒に
コーヒーを飲む機会は多いですが、
食べ合わせのことを考えるとあまり良くないので、
控えるようにしてください。
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