タンザニアコーヒーと言えば、タンザニア北部のキリマンジャロ山麓で生産される「キリマンジャロ」が最も有名で、「野性味あふれる味」と表現されるほど、強い酸味と苦みが特徴です。

しかし、実は南部の地域でも高品質のコーヒー豆を生産する農家が増えており、それらの農家により、様々な特徴をもつコーヒーが生まれています。

その中でも、ルブーマ州で生産される「ルブーマ」は、キリマンジャロのような強い酸味と苦みはなく、まろやかな口当たりが特徴のコーヒーです。

今回は、そんな「ルブーマ」についてご紹介していきましょう。

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ルブーマとは

ルブーマは、タンザニアの南部、ルブーマ州の「ムビンガ地区」で生産されているコーヒーです。この地域は、標高1200~1800mの高地で、年間降雨量も1600ミリと多く、肥沃な赤土の火山灰土壌の為、コーヒー栽培に向いており、大粒で香りの高いコーヒー豆が収穫されています。

赤く熟したコーヒーチェリーのみを一粒ずつ手摘みで収穫していき、精製工場へ運び、水洗式で精製して、天日干しにより乾燥させて精製します。品種はブルボン種のN5、N39です。

ルブーマは、優しい酸味と豊富な甘み、そしてまろやかな口当たりが特徴です。香りはバニラやナッツのような上品で甘い香りが広がります。

ルブーマは、優しい酸味とまろやかな甘みと旨みを活かすために、シティーローストがおすすめです。また、挽き方は中挽きがおすすめです。

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