東アフリカに位置するタンザニアには、アフリカ最高峰のキリマンジャロ山がそびえたっています。そのキリマンジャロ山の麓は、広い高地が広がり、肥沃な火山培土に覆われている為、コーヒー栽培にとても適しています。

そしてタンザニアでは、外貨獲得のためにコーヒーはとても大切な農作物として丁寧に栽培管理されています。

そんなタンザニアのコーヒーとして最も有名なのが、皆さんご存知の「キリマンジャロ」です。しかし、タンザニアのコーヒーはキリマンジャロだけではありません。

タンザニアの北部、アルーシャ地方の高地においてだけ、ごく少量生産されている最高級コーヒーがあります。その名前は、「スノートップ」です。

そこで今回は、タンザニアの最高級コーヒー「スノートップ」についてご紹介していきましょう。

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スノートップとは?

スノートップの特徴・生産地

スノートップは、タンザニア北部にあるキリマンジャロ山の麓「アルーシャ地方」の高地で生産されています。

スノートップが生産される地域は、標高1300~1800mの高地に位置していて日中と夜間の気温差が激しく、年間降水量が850mmと豊富で、肥沃な火山性土壌が広がっている為、コーヒー豆の栽培にはとても適しています。その為、大粒で均一、更に見た目も美しいコーヒー豆が栽培されています。もちろん、見た目だけでなく、味や香りも他に類をみないほど優れています。

他のタンザニアのコーヒーの「AA」グレードのものと区別するために、「スノートップ」と呼ばれています。

名前の由来は、ヘミングウェイの著書「キリマンジャロの雪」から来ており、キリマンジャロ山の頂(トップ)に1年中覆っている雪(スノー)をイメージしています。

コーヒーノキは丁寧に管理され、シェードツリーにはバナナが使用されています。

収穫は7月~10月にかけて行われ、赤く熟したコーヒーチェリーのみを丁寧に一粒ずつ手摘みで収穫していきます。そして、精製工場に運ばれ、豊富なキリマンジャロ山の雪解け水を水源として水洗式で精製され、天日干しにより乾燥させていきます。

品種はティピカ種とブルボン種の交配種のケント種です。

このスノートップは、ドイツの「チボー社」にいたドイツ人が丁寧に品質鑑定して、選び抜いた最高級グレードのコーヒー豆のみが使われているのです。「アフリカの最高傑作」とも呼ばれる極上のコーヒーです。

スノートップの味・香り

優しい酸味と上品な甘みだけでなく、スパイシーな苦み、芳醇なコク、そしてワインのような香りを楽しめるコーヒーです。更に、甘酸っぱい風味で口当たりがよく、後味はスッキリとしていて、非常にバランスの取れた最高級コーヒーです。

スノートップのおすすめの淹れ方

スノートップは、幅広い焙煎度合いで楽しめるのが特徴です。ハイローストからフルシティーローストがおすすめです。酸味を強く感じたい方はハイローストで、コクと香りを感じたい方はフルシティーローストで。お好みの焙煎度合いを探すのも楽しいです。

挽き方は中挽きがおすすめです。

ストレートでじっくりと味わってみてください。

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スノートップ(タンザニアコーヒー)情報まとめ

今回は、タンザニアの最高級コーヒーと言われる「スノートップ」についてご紹介しました。

アルーシャ地方の高地だけで収穫されるごく少量のコーヒー豆は、見た目も味も間違いなく最高級品質です。

是非皆さんも、このスノートップの、上品な甘酸っぱさと香りを楽しんでみてください。

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