コーヒーを最初に発見したのは人ではない?思わず話したくなるコーヒー起源説

Unsplash / Pixabay

実は、世界で一番最初にコーヒーを見つけたのは、
人間ではありませんでした・・・。

日本でコーヒーを一番最初に飲んだのは、
長崎県丸山町に住む、ある意外な人でした・・・。

と、このように
コーヒーにまつわる伝説、起源説には
たくさんの興味深い内容のものであふれかえっています。
その内容をこの後で、順番に紹介していきます。

全てを読み終えると、
コーヒーに関するあらゆるルーツが分かるようになります。

また、その内容を一つでも誰かにスラスラ語ってみることで、
まるで物知り博士になったような気分を味わえながら、
相手からもちょっぴり尊敬されるかもしれません。

このまま最後まで
楽しみながら読み進めてください。

 

 

 

 

 

 

1.コーヒーの語源

1-1.コーヒーという名前の由来

言語 表記 発音 意味
英語 Coffee コーヒー コーヒー
ドイツ語 Kaffe カフェー
アラビア語 Qahwah カワフ
トルコ語 Kahve カフェ
オランダ語 Koffie コフィー

コーヒー豆(コーヒーの木)は、
エチオピアを原産とする植物です。

コーヒーとい名前は、
アラビア語の(Qahwah、カワフ)が、
トルコ語のKahve(カフェ)へと変化し、
これがヨーロッパ全土へと広がっていきました。

日本でのコーヒーという発音は、
コーヒーが江戸時代に、
オランダから入ってきたと考えられていることから、
オランダ語のKoffie(コフィー)の発音が
由来だろうとされています。

 

 

1-2.珈琲という漢字の由来

実は、珈琲という漢字を分解していくと、
昔の女性が身に着けていた、
「ある物」が浮かび上がってきます。
ではさっそく、漢字を分解してみましょう。

音読みで⇒「カ」 訓読みで「かみかざり」

意味⇒ 髪飾り、花かんざし

音読みで⇒「ハイ」 訓読みで「つらぬく」

意味⇒ 2列の玉飾り

まず、音読みで発音すると、
「カハイ」で「コーヒー」の発音につながってきます。

次に訓読みで意味をとらえると、
「玉飾りのついた花かんざし」という意味になります。
これは何を意味するのでしょうか?
次の写真をご覧ください。

01

髪飾りの参照画像: 京都おはりばこ

上の2枚の写真からお分かり頂けるでしょうか?

珈琲 ⇒ 「玉飾りのついた花かんざし」という意味 ⇒ コーヒーチェリー

珈琲という漢字は当て字ですが、
コーヒーチェリーを、玉飾りのついた花かんざしにイメージした、
美的センスあふれる意味が込められていたのです。

漢字の考案者は、
宇田川 榕庵(うだがわ よあん)」という
幕末の蘭学者でした。

 

 

 

2.コーヒー発見における2つの伝説

2-1.ヤギ飼いカルディの話 (エチオピア説)

 コーヒー発見の伝説には、有名なものが2つあります。

その内の一つが「ヤギ飼いカルディの話」です。

コーヒーを一番最初に発見したのは、実はヤギだった?!
というお話です。

02

時は6世紀頃、
アラビアのエチオピアに、一人のヤギ飼いがいました。

名前をカルディと言いました。

ある日、カルディは放し飼いにしていたヤギたちの、
ある共通した奇妙な行動を
だんだん不思議に思うようになりました。

その奇妙な行動とは 、
ヤギたちが、夜になっても元気に飛び回っていることでした。

「一体、なぜなんだろう?」
カルディは、しばらくヤギたちを観察することにしました。

すると、ヤギたちがみんな
ある赤い木の実を食べている事に気付いたのです。

そこでカルディもさっそく、
その赤い木の実を食べてみました。

するとどうでしょう、
全身に力が湧いてきて、
いつもより元気になってくるではありませんか!
驚いたカルディは急いで修道士の元へ行き、
この効果について報告したのです。

すると、今度は修道士が、
その赤い実を食べれば 、
夜の長い祈りの最中におそってくる睡魔に 、
打ち勝つことができるのではないか!
と考えるようになりました。

こうして、修道士たちの間では 、
睡魔におそわれる修行中の眠気覚ましとして広まり、
長い間、愛飲されることになりました。

この伝説の中に出てくる、ある赤い木の実とは 、
つまり、コーヒーチェリーの事でした。

 

 

2-2.僧侶シューク・オマールの話 (イエメン説)

 

もう一つの有名な伝説は 、
コーヒーの起源は、アラビア半島のイエメン(モカ)
というお話です。

03

時は13世紀、イエメンに一人のお坊さんがいました。

名前をシューク・オマールといい、イスラム教の僧侶でした。

オマールは僧侶であったにもかかわらず、
領主の娘に恋をしたために、
オウサバ山(イエメン)へ追放されてしまいました。

すると、その山中で赤い色をした木の実を見つけました。

そして、それを煮出して飲んでみたのです。

すると驚いたことに、今までの疲労がすっかりと消え去りました。

元々医者でもあったオマールは、
薬としてそれを使い、病人を治療していきました。

そして、そのことが認められると追放を解かれたのです。

その後は聖者としてあがめられました。

これが、イエメン(モカ)のコーヒーの起源説です。

 

 

 

3. コーヒー焙煎法の発見説

山火事とコーヒーの話

 04

画像参照:山火事

それまでは、赤い実のまま生で食べられていたコーヒーが 、
一体どのようにして、火で煎ってから飲まれるようになったのでしょうか?

コーヒー豆を煎って用いるようになったのは、
15世紀の中頃からと言われています。

一説によると山火事があった際 、
コーヒーの木も一緒に焼けてしまったのですが、
焼け跡からあまりにも香ばしい香りが漂っていたので、
それに気付いた人が、焙煎という画期的な手法をあみだし
その後、香り豊かな飲み物として、
多くの人に飲まれるようになったのではないか・・・
と考えられているようです。

 

 

 

4.コーヒーの歴史

 

1258年頃 コーヒー発見のアラビア起源説
「カルディのエチオピア説」、「オマールのイエメン説」
1510年頃 エジプトカイロに世界初のコーヒー店誕生
1554年 トルコの首都コンスタンチノープルに「カヴェー・カネス」という
1641年 コーヒーが日本に伝わる
1652年 イギリスロンドンにヨーロッパ初のコーヒー店オープン
1683年 ウィーンでコーヒーハウスが初めてオープン
1723年 コーヒーの苗が大西洋を渡る
1727年 コーヒーがブラジルへ渡る
1773年 ボストン茶会事件
アメリカボストン港でイギリスの茶条例に反対した事件
1797年 長崎丸山の遊女が貰った物の一つとして、
「コヲヒ豆一箱。チョクラート」という文章が最初です。
1807年 幕府がコーヒー豆を支給
1826年 長崎県の出島に医師として来朝したドイツ人のシーボルトが 、
「コーヒーは長寿をもたらす良薬」としてコーヒーを大きく宣伝した
1888年 東京・下谷黒門町に「可否茶館(こーひーさかん)」という名前の
日本で最初の喫茶店がオープン
1889年 日本で初のインスタントコーヒーが発売

 

 

 

5.コーヒーおもしろ話

“コーヒーお湯で薄めればアメリカン”の真実

日本で頻繁に使われている
アメリカンコーヒー”という言葉は、
正式には存在しません。

これは日本だけ使われている和声英語です。

また、コーヒーをお湯で薄めたものが 、
アメリカンコーヒーという認識も
日本人の勘違いです。

では、本来のアメリカン・コーヒーとは 、
どのようなコーヒーのことをいうのでしょうか?

一般的にアメリカン・コーヒーとは、
焙煎度が低い浅煎りの豆を使って抽出したコーヒーのことで、
苦みの少ない、さっぱりした味わいのコーヒーです。

ではなぜ、コーヒーをお湯で薄めたものが、
アメリカンコーヒー という勘違いが広まったのでしょうか?

これには諸説あるようですが、
当サイトでは2つの有力説を紹介していきます。

まず一つ目は…
1979年、サントリーがV.S.O.PのテレビCMで流した
「ブランデー水で割ったらアメリカン」
のキャッチフレーズがブームになりました。

それを受けて落語家が、
“ただの珈琲、お湯で薄めればアメリカン!”
と茶化し始めました。

この茶化しがきっかで笑いと共に広まっていき、
コーヒーをお湯で薄めたものがアメリカンコーヒー!
と勘違いする人が増えていったのではないか?
といわれています。

そして二つ目の説は・・・
1964年、東京にある石油会社がありました。

その会社ビルの地下には喫茶店がありました。

当時、深煎りを好んで飲んでいた日本のコーヒーに
「もっとコーヒーを何倍も飲みたい!」
と、アメリカ駐在帰りのお客さんから、リクエストが入ったのです。

そこで店主は考えた結果、
まずコーヒーカップを一回り大きいミルクカップに変え、
深煎りコーヒー豆の量を少なめにして、
お湯を多めに注ぎコーヒーを淹れたのです。

こうして、深煎りコーヒーをアレンジすることで、
浅煎りでさっぱりした味わいの
アメリカンコーヒーのように見立てたことから

お湯で薄めたコーヒーが、アメリカンコーヒー
という勘違いが、広まっていったのではないか、
という説です。

どちらにしろ、
お湯で薄めたものがアメリカンコーヒーではなく 、
浅煎り豆で淹れた、さっぱりした味わいのコーヒーが 、
アメリカンコーヒーです。

もし勘違いした認識をしていたら 、
ここで正しく覚えておきましょう。

 

 

 

6.まとめ

長い歴史を持つコーヒーの起源には、
その歴史と共に諸説あり、
当サイトでも複数紹介して参りました。

その中でも、「珈琲」という漢字に隠された
美的センスあふれる意味合いに 、
驚かれた方もいらっしゃるのでしょう。

またコーヒー焙煎の発明のきっかけになった、
山火事説も大変興味深いものでした。

ぜひ、当サイトで身につけた知識を 、
どこかで誰かに語ってみてはいかがでしょうか。

その場が驚きや関心でにぎやかになり、
楽しいコーヒータイムを過ごせるかもしれません。

 


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