「ディマ」をご存知でしょうか？「ディマ」はエチオピアでは有名なモカコーヒーの生産地で、実は「ディマ」はカッファとともに「コーヒー発祥の地」という伝説が残る土地でもあるのです。
エチオピアでは標高2000メートルの高地も珍しくはなく、「ディマ」もまたその地の利を活かしてコーヒー生産に力を入れています。
とはいえモカコーヒーと一口に言っても、コーヒーの名称の由来となったカッファ、高級コーヒーを生み出すイルガチェフェやハラー、シダモ、野性的な栽培方法を用いるレケンプティなどエチオピアには有名な銘柄が多く存在します。
そのような中「ディマ」はどのような特徴のある豆なのでしょうか？今からディマについてご紹介していきますので、参考になれば幸いです。
ディマとは？
ディマ地区はその昔、コーヒーの語源の「カッファ」と呼ばれていました。今ではカッファとディマは別個の地区ですが、ディマもまた「コーヒー発祥の地」なのです。
また、フォレストコーヒーといわれる原生林の中、自然のまま育っているコーヒーノキが残っている稀少な地域でもあります。
バランスの取れた味わいの中にワインの様な熟成感を楽しめます。
ディマの特徴・生産地
エチオピアの西部地域ディマで生産されているコーヒーです。 カッファの方が知名度が高いですが、ディマもまたとても素晴らしいコーヒーを生産しているのです。
2008年にECX制度（エチオピア商品取引所）が導入されてからというもの、生産者が特定できないという点から品質のブレが大きく生じ問題視されていました。
そこで老舗の輸出業者Bagersh(バガーシュ)社がECX（エチオピア商品取引所）を介さずに済むように、自社農園を取得しようと働きかけ、ディマとカッファに農園をつくることにしました。
そうしてディマはBagersh(バガーシュ)社独自のノウハウのもと華やかなベリー系フレーバーを持つモカコーヒーを生み出したのです 。ウォッシュト（水洗式）で丁寧に精製されていますので品質と味が保証されています。
ディマの味・香り
ディマはバランスがいいモカコーヒーで、ボディはしっかりしているのに上品なモカ風味とクリアな酸味があります。洗練された味わいをお楽しみいただけるコーヒーです。
ディマのおすすめの淹れ方
ペーパードリップでモカ香とベリー系の爽やかなフレーバーを楽しんでみてはいかがでしょうか。バランスが良く、モカフレーバーも楽しめるのでブレンドの隠し味にするのもおすすめです。
ディマ（エチオピアコーヒー）情報まとめ
コーヒー発祥の地とされる地区ディマで生産されるコーヒーはあまり日本に普及していませんが、カッファと同じく品質と味が保証されているコーヒーです。ディマは口に含んだ瞬間、舌触りのなめらかさ、ベリー系のフルーティーな香りを感じられます。
