アフリカ大陸の南東部に位置するマラウイは、タンザニア、ザンビア、モザンビークに囲まれた細長い小さな国です。

国土のほとんどが高原で高地な上、肥沃な土地が広がり、マラウイ湖の豊富な水資源を確保できることから、良質のコーヒー豆が栽培されていて、多くの人気銘柄を生産しています。

そんなマラウイコーヒーの中でも、「山の花」とも呼ばれる「フィリルヤ・ミスク」についてご紹介していきましょう。

スポンサーリンク

フィリルヤ・ミスクとは

フィリルヤ・ミスクは、マラウイの北部にある標高1700~2000mの「ミスク地区」で栽培されるコーヒー豆を原料として、この地域の小農家が集まって構成する「ミスクコーヒー生産者協同組合」により生産されています。

フィリルヤは、マラウイのトゥンガ語で「山の花」を意味します。このフィリルヤ・ミスクは、エチオピア起源の珍しい野生品種の「ゲイシャ種」です。耐病性が弱く、生産性がとても低い品種で少数の国や地域でしか栽培されていない希少種でもあります。

無農薬で丁寧に栽培されたコーヒー豆は手摘みで収穫し、豊富な水資源により水洗式で精製し、天日干しさせて乾燥させます。

フィリルヤ・ミスクの最大の特徴は、名前の「山の花」の通り、優しくて上品な花の香りが広がる点です。また、優しい酸味とフルーティーでジューシーな風味と香りも特徴で、しっかりとしたコクを楽しむこともできます。

フィリルヤ・ミスクは、フルシティローストがおすすめです。挽き方は粗挽きがおすすめです。優しい酸味と甘みだけでなく、しっかりとしたコクも楽しめます。

おすすめの記事