コーヒーと運動の相乗効果で効率よくダイエットする方法

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コーヒーを飲む事で、
体に及ぼす影響が良い面と悪い面の両面があります。

長い間、
多くの人たちから注目され続けています。

 

そんな中、
「コーヒー」と「運動」に関する研究結果から
コーヒーの意外な効果が発見されました。

 

その効果をコーヒーと運動の他、
カフェインエネルギー消費率と共に
くわしく説明していきます。

 

 

 

目次

 

1.運動すると脳はストレス?

 

運動をすることで私たちは何を得る事ができるのでしょうか?

それは誰もがご存知の通り、
運動量により筋肉や体力を得る事ができます。

筋肉や体力が付く事により
普段の生活に様々な良い影響を与えてくれます。

例えば、
訪問先へ行く途中のどうしても登らなければならない階段も
楽々と登れてしまうでしょうし、

プライベートで旅行に行った時、
綺麗な風景の旅先で階段や坂道、
そして長距離を歩きながらの散策など
体力が必要な時にも持続できます。

運動をすることで筋肉や体力を付ける事は
私たちの生活を快適なものにしてくれると言えます。

ところが、
これはあくまでも運動した時の「肉体側」から見た場合の話です。

では肉体側からではなく
「脳」側から見た場合、
脳内では一体どんな現象が起きているのでしょうか?

実は、脳は運動することで
「ストレス」を感じている事が分かっています。

ここから
運動した時に脳がなぜストレスを感じてしまうのか
そのメカニズムを解説していきます。

 

話は現代から古代へさかのぼります。

古代、私たちの先祖は
野獣にいつ襲われるか分からないという環境の中、
常に危険にさらされながら毎日を暮らしていました。

そしていざ野獣に襲われそうになったり、
気配を少しでも感じたりすれば何も考えず一目散に走って逃げ、
自分の身を守り続けてきました。

そうやってなんとか生き伸びてきた先祖の遺伝子を引き継ぎながら
現代も生き続けているのが私たちになります。

 

この事から私たちの脳は運動を始めることで、
とっさに「敵(=野獣)と戦うのか、それとも今すぐ逃げるのか」
を考えるようになっています。

また運動量により、
心臓の負荷が増えるにつれ強くなります。

これが私たちは運動をすると脳がストレスを感じるメカニズムです。

では、
私たちは運動をしない方が良いのでしょうか?

いいえ、
答えはそう簡単ではありません。

 

 

 

 

 

2.運動不足が引き起こす生活習慣病

 

生活習慣病は食生活の偏りよりも
むしろ、運動不足や喫煙、肉体的・精神的ストレスなどが
重なったほうが怖いという事をご存知でしょうか?

その中でも「運動不足」は、
食品がなんでも揃っている現代環境の中で
つい「過食」となり、その相乗効果によって「肥満」を招きやすくなっています。

 

その結果、
高血圧や高脂血症、動脈硬化、糖尿病、高尿酸血症など
さまざまな恐ろしい病気を誘発します。

現代人は昔の人たちと比べると
日常生活の中で体に負荷をかける作業が圧倒的に少なくなりました。

家の中では家電製品の普及で便利化が進み
外でも交通網の発達と車社会への移行でやはり便利化が加速していきました。

こうした文明の進歩は、
著しい「便利さ」をもたらした半面
私たちの体に「運動不足」という大きな問題点を残していきました。

 

現代人は意識してわざわざ運動する機会を作らない限り、
たちまち運動不足になってしまう状況に置かれているのです。

 

 

 

 

3.コーヒーと運動の魅力的な関係に注目!

3-1. コーヒーを飲むのは運動の前か後か?

ここからは
東京慈恵会医科大学・鈴木政登教授の見解に注目していきます。

コーヒーには、
カフェイン、クロロゲン酸、ニコチン酸など
さまざまな成分が含まれていますが鈴木教授が着目したのはカフェインです。

鈴木教授は以下のように考えました。

「カフェインには中枢神経系の興奮、覚醒を促す作用がある。
すると交感神経系が興奮してアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、
それを受けて内臓の脂肪分解が進むのではないか。」

そして、
鈴木教授は次のような実験をしています。

まずコーヒーか白湯を飲んでから60分間を椅子に座って安静にした後で
次のA/B/Cの3通りの方法で実験をしていきます。

A:「白湯を飲んで30分間運動」

B:「コーヒーを飲んで30分間運動」

C「コーヒーを飲んで30分間起立」

 

その結果、
運動する前にコーヒーを飲んだ場合は
白湯と比べてより多くエネルギーを消費していることが分かったそうです。

そしてなんと運動後でも、
コーヒーを飲んだ場合は30分後、60分後、90分経過しても
エネルギー消費量は高いまま維持されていた事がわかったそうです。

またアドレナリン濃度と血漿ノルアドレナリン濃度、
血圧、心拍数なども測定した結果、
血液中の遊離脂肪酸の濃度もコーヒーと白湯で差が出ました。

 

白湯よりもコーヒーを飲んで運動した方が、
中性脂肪の分解がより多くなることが分かったそうです。

 

実験Cでは
「コーヒーを飲んで30分間起立」していただけの人も
中性脂肪の分解は進みました。

このことからコーヒーの飲用には
脂肪の燃焼を促す効果があると考えられます。

では運動を開始する前、
60分間椅子に座って安静にする意味は何だったのでしょうか?

鈴木教授は次のようにおっしゃっています。

「人間の身体には、手近なものを使う習性があるんですね。
だから食後に運動すると、エネルギー源として血糖(糖質)を使う。
ところがコーヒーを飲んで1時間経つと、カフェインによって血液中の遊離脂肪酸が上昇します。
このときに運動すれば、エネルギー源は血糖ではなく遊離脂肪酸。
つまり、中性脂肪の分解がより進むのです」

つまり、
コーヒーを飲んで一定時間をおいて運動することでエネルギー消費が高まり、
カフェインによって中性脂肪がより多く分解されるということが分かったのです。

しかも、
コーヒーを飲んだ場合、
運動後もその効果が持続することも明らかになりました。

 

 

 

 

3-2.コーヒーの香りは脳にα派を引き起こす

最初の方で、
運動すると脳はストレスを認識するという話をしました。

しかしコーヒーの香りには、
脳をリラックスさせるα(アルファー)派を
引き起こす事が多くの実験でわかっています。

 

α波は脳が円滑にゆるゆると働いている状態、
すなわちリラックスしているときに後頭部で多く出現します。

特に興味深いのは、
焙煎方法によってリラックス効果に差がでるという事です。

焙煎には浅煎り・中煎り・深煎りと3種類あると思いますが、
この中で最もα派を出したのは
深入り焙煎である事が分かっています。

 

運動する事で脳にストレスを認識させてしまうなら、
まずコーヒーを深入り焙煎で飲んで60分間は脳からα派を出し、
リラックス状態にさせておく事も
脳のストレスを軽減させるのに有効かもしれません。

 

 

 

4.まとめ  コーヒーと運動の相乗効果で効率よくダイエットする方法

コーヒーと運動の関係には
恐ろしい生活習慣病を予防、改善する
魅力的な相乗効果を発揮できる事が分かりました。

最後にコーヒーと運動の相乗効果で
効率よくダイエットする方法を まとめていきます。

 

①まず運動する60分前にコーヒーを飲む
(理由)
コーヒーカフェイン効果で60分の間に
エネルギー消費率が飲んだ直後より高まっていくため

 

②60分経過したら運動を開始する

(理由)
エネルギー消費率が既に高まった状態から運動をすることで
効率よく中性脂肪を分解できるため

 

 

以上、
ダイエットを意識するならコーヒーは運動の「前」に飲みましょう。

 

 


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