カリブ海に浮かぶジャマイカは、国土の80%以上が山地に覆われていて、肥沃な土壌と豊富な雨量に恵まれている為、高品質なコーヒー豆が生産されている国として有名です。

そんなジャマイカ産のコーヒー豆の中で最も有名なのが「ブルーマウンテン」です。確かにブルーマウンテンは、誰もが認める最高級コーヒーです。

しかし、ジャマイカ産コーヒーはブルーマウンテンだけではありません。ブルーマウンテンの次に等級付けされている「ハイマウンテン」も、ブルーマウンテンに負けず劣らず高品質なコーヒーです。

そこで今回は、ジャマイカ産コーヒーのハイマウンテンについてご紹介していきたいと思います。

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ハイマウンテンとは?

ハイマウンテンの特徴・生産地

ハイマウンテンは、ジャマイカ産コーヒーの中で、ブルーマウンテンに次ぐ高級コーヒーです。

ハイマウンテンは、「ブルーマウンテン」と名乗れる「ブルーマウンテン山域」以外の標高が500~1000mの地域で栽培されたコーヒー豆です。ハイマウンテンは、ブルーマウンテン山脈の主に北斜面で生産されています。ハイマウンテンが生産されている地域を「ハイマウンテン地区」とも呼びます。

ハイマウンテンは、ブルーマウンテンが栽培されている環境と比べると標高が違うだけで、ほとんど変わりはありません。亜熱帯海洋性気候の為、温暖で降雨量に恵まれていて水はけのよい肥沃な土壌で生産されている為、高品質なコーヒー豆が栽培されています。その為、「ブルーマウンテンのいとこ」と呼ばれることもあります。

ハイマウンテンは、化学肥料を使わずに手作業で丁寧に栽培されています。収穫時期になると、完熟した赤いコーヒーチェリーのみを丁寧に一粒ずつ手摘みで収穫していきます。その後、コーヒーチェリーは水洗式で精製され、天日干しで丁寧に乾燥されます。

ハイマウンテンはアラビカ種のティピカ種です。この品種は、味や香りがとても優れていますが病害や虫害に弱い為、栽培が難しく生産量は多くありません。

一般的にジャマイカのコーヒー豆は、高品質なものから、

  • ブルーマウンテン
  • ハイマウンテン
  • プライムウォッシュト

このように等級付けされています。

さらに、ハイマウンテンの中でも格付けされており、高品質なものから、「スプリーム」、「ピーベリー」と並んでいます。

ハイマウンテンの味・香り

ハイマウンテンは、ブルーマウンテンによく似ていて、コク、苦み、酸味、甘味の全てのバランスがよくとれているコーヒーです。若干、ブルーマウンテンよりもボディがしっかりしています。また、まろやかで上品な香りが広がり、甘さの余韻が長く続くのも特徴です。

ハイマウンテンの味はブルーマウンテンによく似ていることから、「ブルーマウンテンのいとこ」と呼ばれることもあるほど高品質です。

ハイマウンテンのおすすめの淹れ方

ハイマウンテンはバランスの取れた風味と香りを最大限に引き出すために、ミディアムロースト~ハイローストがおすすめです。また、挽き方は、中細引きがおすすめです。

ペーパードリップで丁寧に淹れて、ミルクや砂糖は入れずにストレートで味わってみてください。

ドリッパーとサーバーはあらかじめ湯煎で温めておき、その後にペーパーをセットしてコーヒー豆を入れ、少量のお湯をゆっくりと注ぎ、コーヒー豆が膨らむまで20秒ほど蒸らします。その後に、残りのお湯を「の」の字を書くようにゆっくりと丁寧に注いで淹れていきましょう。

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ハイマウンテン(ジャマイカ産コーヒー)情報まとめ

今回は、ジャマイカ産コーヒー豆のハイマウンテンについてご紹介してきました。

ハイマウンテンの風味や香りは「ブルーマウンテンのいとこ」と呼ばれるほど高品質なため、ブルーマウンテンと人気を二分するほどです。

是非、ブルーマウンテンと飲み比べてみてください。

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