
毎日コーヒーを飲む習慣がある人にとって
「コーヒーはニキビの原因となります」
という言葉を気にしている人も多いのではないでしょうか。
顔や体にニキビが出来てしまうと、
人に会うことが嫌になってしまいますよね。
ニキビ顔で人と会うのは恥ずかしいですし、
大事なデートのときは異性からの印象が悪くなってしまいます。
実際にコーヒーはニキビに影響を及ぼす飲み物なのでしょうか?
今回の記事ではコーヒーとニキビの関係について詳しくまとめました。
「毎日コーヒーを飲みたいけど、ニキビは気になる」
という方には参考になる情報がまとまっているので、
ぜひ最後までご覧ください。
- 目次
1.コーヒーがニキビに良くない理由
1-1.覚醒作用による睡眠不足
1-2.利尿作用による体の冷え
1-3.胃腸の不調による肌荒れ
1-4.美容成分不足で皮脂量が増加
1-5.ミルクや砂糖は要注意
2.ニキビを作らない正しいコーヒーの飲み方
2-1.カフェインの少ないドリップコーヒー
2-2.ポリフェノールでニキビを防ぐ
2-3.コーヒー効果が発揮される時間に飲む
2-4.ブラックにする!ミルク派は牛乳か豆乳を
3.ニキビ肌にもおすすめなコーヒー
3-1.ルイボスティー
3-2.ハトムギ茶
4.まとめ
1.コーヒーがニキビに良くない理由
コーヒーがニキビに良くないと言われている理由は、
コーヒーに含まれる「カフェイン」「砂糖」「脂肪分」が原因です。
カフェインは体に対して良い効果を与えてくれる面もありますが、
ニキビに関しては逆効果の面もあるので注意が必要になります。
市販のコーヒー飲料には砂糖や脂質分が多く含まれているので、
これらの成分もニキビの原因となってしまいます。
具体的にカフェインや砂糖、脂肪分が、
どのようにニキビに影響するのか見ていきましょう。
1-1.覚醒作用による睡眠不足
カフェインには「覚醒作用」「興奮作用」があるので、
飲む量や時間帯によっては不眠になる可能性があります。
その結果、睡眠の質が悪くなってしまい、
肌の新陳代謝がスムーズに行われずに
ニキビが発生しやすくなってしまいます。
カフェインは刺激が強いので、過剰に摂取してしまうと、
すでにあるニキビに刺激を与えてしまいます。
症状の悪化につながる可能性があるので、
カフェインの摂りすぎには注意が必要です。
1-2.利尿作用による体の冷え
カフェインには「利尿作用」もあり、
必要以上に摂りすぎると頻尿になってしまいます。
尿の回数が増えると、
体温が外に逃げる機会も増えるので、
冷えの症状を招いてしまいます。
冷え性で血行が悪くなると、
肌の再生がスムーズに行われずに、
ニキビの原因となってしまいます。
また、尿の回数が増えることによって
体内の水分を十分に確保することができません。
体内の水分量が減ることでも血行が悪くなってしまうので、
肌が荒れてニキビ発生の原因となってしまいます。
1-3.胃腸の不調による肌荒れ
カフェインは刺激が強いので、胃酸分泌が促進されてしまい、
胃腸の状態を悪化させてしまうことがあります。
特に空腹の状態でコーヒーを飲むと、
胃潰瘍や胃炎、下痢などの症状に見舞われる可能性が高まります。
胃の状態悪化は、肌の健康に大きく左右されるので、
結果的にニキビを招いてしまいます。
1-4.美容成分不足で皮脂量が増加
カフェインにはビタミン、ミネラル類の
排出を促す働きもあります。
この作用によって皮膚細胞の合成に必要な
ビタミンB、C、亜鉛などの成分が不足してしまい、
皮脂量が増加してしまいます。
そうなると、皮膚内に皮脂が詰まってしまうので、
ニキビやニキビ跡の悪化につながります。
1-5.ミルクや砂糖は要注意
コーヒーの苦味が苦手なので、
ミルクや砂糖を入れて甘みを増やしてから
飲む人もたくさんいると思います。
飲みやすくはなると思いますが、
ニキビにとっては良くありません。
コーヒーに良く使われるミルクには、
トランス脂肪酸が含まれているので、
ニキビが発生しやすくなってしまいます。
特に市販のミルクやファミレスなどに置かれているミルクは、
トランス脂肪酸が大量に含まれていたり、
脂肪分が多く含まれていたりと体にも良くありません。
ニキビが出来やすくなるのはもちろんですが、
美容や健康にも良くないので入れすぎには注意してください。
2ニキビを作らない正しいコーヒーの飲み方
次にニキビを作らない正しいコーヒーの飲み方を紹介します。
「コーヒーはニキビの元となるから飲んではいけません!」
というような話ではなく、正しい方法を守っていただければ、
ニキビの心配をしなくても大丈夫です。
以下の飲み方を守って、
ニキビ知らずのコーヒー生活を送りましょう。
2-1.カフェインの少ないドリップコーヒー
市販のコーヒーはカフェインの含有量が多いので、
ニキビ対策にはドリップコーヒーを飲むようにしましょう。
さきほど説明したように、
カフェインには覚醒作用や利尿作用があるので、
必要以上に摂ってしまうとニキビの原因となってしまいます。
成人の場合、1日のカフェイン摂取量は
400mg(3杯程度)以内です。
ニキビ発生のリスクを抑えるためにも
カフェインの摂取量が重要となってくるので、
1日あたり400mg以内を守るようにしてください。
ちなみにカフェインはコーヒー以外の
飲み物にも含まれています。
コーヒーを1日3杯以内に抑えても
他の飲み物からカフェインを摂取してしまっていては、
意味がないので気をつけてください。
カフェインが多く含まれている飲み物に関しては、
下記の記事で詳しく説明していますのでご覧ください。
http://perfect-coffee.info/caffeine-ranking
2-2.ポリフェノールでニキビを防ぐ
ポリフェノールには抗酸化作用があるので、
肌の酸化対策となりニキビ対策にもつながります。
ニキビができる原因はいくつかありますが、
その中に毛穴に詰まった皮脂の酸化が原因で、
ニキビができやすくなることがあります。
ストレスや睡眠不足、バランスの悪い食事などで
皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まりやすくなるので
抗酸化作用の働きで皮脂の酸化を防ぐことができます。
ですが、ポリフェノールの効果は3〜4時間しか持続せず、
体内に蓄積しておくこともできません。
まとめてコーヒーを飲むのではなくて、
何回かに分けて飲むとより効果的です。
2-3.コーヒー効果が発揮される時間に飲む
・起床後すぐはNG
コーヒーは刺激が強いので胃酸の分泌を促す作用があります。
空腹時は胃を荒らす原因となってしまうので、
起きてからすぐにコーヒーを飲まないようにしましょう。
・運動する30分前に飲む
カフェインには代謝を上げて血行を促進する効果があります。
運動前の30分前に飲むことによって、脂肪燃焼効果の促進につながりますね。
代謝を上げて汗をかくことによって、肌の状態も向上し、ニキビが出来にくくなります。
・食後にコーヒーを飲む
食後に適量のコーヒーを飲むことによって、
胃酸の分泌を促し、食物の消化をサポートしてくれます。
消化器官の効率が上がると、新陳代謝力も上がるので
肌の調子が良くなりニキビ予防に効果的です。
・就寝の8時間前までに
カフェインには覚醒作用があるので、
飲みすぎてしまうと睡眠不足になる恐れがあります。
睡眠不足はニキビの原因となってしまい、肌の健康状態にも良くありません。
個人差はありますが、平均するとおおよそ8時間で体内からカフェインが排出されるので、
睡眠時間から逆算して飲むようにしましょう。
夜12時に寝る習慣のある人は、夕方4時までに飲むようにしてください。
2-4.ブラックにする。ミルク派は牛乳か豆乳を
ミルクに含まれるトランス脂肪酸を取りすぎると、
腸内の悪玉菌を増やす原因となってしまい
ニキビが出来やすい体質になってしまいます。
腸内環境の悪化はニキビの原因なので、
ミルクを避けて牛乳か豆乳に変えるようにしてください。
また、砂糖の入れすぎもニキビが出来る原因となります。
砂糖を取りすぎると血糖値が上昇して、
ホルモンの分泌量が増加するので皮脂が過剰に出てしまいます。
毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、
ニキビが出来やすくなるので気をつけてください。
苦いコーヒーが苦手な方は、
ミルクや砂糖の代わりにメープルシロップやはちみつで代用しましょう。
3.ニキビ肌にもおすすめできる飲み物
3-1ルイボスティー
ルイボスティーはビタミンやミネラルを豊富に含んでいるので、
美肌に欠かすことのできない飲み物として挙げられています。
ルイボスティーに含まれる「スーパーオキシドジムスターゼ」という成分には、
血液中の活性を取り除く効果もあるので、
肌の老化をゆるめて若々しい美肌を作り出してくれます。
肌のターンオーバーを促進させてくれるので
ニキビ改善や予防にも効果があります。
3-2ハトムギ茶
ハトムギ茶には新陳代謝を高める作用があり、
アトピーやニキビなどの肌トラブルに効果があると言われています。
また、ハトムギ茶はノンカフェインなので、
カフェインが含まれていません。
覚醒作用や利尿作用がなく、
ニキビへの影響を気にする必要もありませんね。
4.まとめ
コーヒーとニキビの関係について説明してきました。
コーヒーに含まれているカフェイン、
もしくはコーヒーに入れるミルクや砂糖を
過剰に摂りすぎるとニキビの原因となってしまいます。
ニキビが気になるという方は、
コーヒーの摂取量を抑えるようにしましょう。
また、コーヒーが苦いからといって、
ミルクや砂糖の入れすぎはニキビにも体にも良くありません。
必要以上に入れすぎないようにしましょう。
1日あたりの摂取量や飲み方、
ミルクや砂糖の入れすぎに注意すれば
ニキビを気にする必要はありません。
コーヒーとニキビの関係性を正しく理解して、
ニキビにならないコーヒーの飲み方を
マスターしてください。
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