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ロブスタチェリーとは

ロブスタチェリーは、ロブスタ種のコーヒー豆をナチュラル(非水洗処理)で精製したものです。

インドではコーヒー栽培が始まった1600年代当初からアラビカ種の栽培が主流でした。その後、ヨーロッパ諸国へ輸出するための大規模なコーヒープランテーションが加速し、「アラビカ種」の生産は更に拡大していきました。

しかし、1868年に発生したサビ病の大流行の被害を受け、アラビカ種のコーヒー農園は全滅してしまいました。よって、その後は耐病性に強い「ロブスタ種」にシフトしていき、インドコーヒーはロブスタ種が主流になりました。

近年になると、味や風味が優れたアラビカ種の人気に答えるため、再びアラビカ種を栽培する農家が増え、ロブスタ種は主流ではなくなっています。

主な生産地は、インドの南部に位置する「カルナータカ州」です。この地域は標高1,000mを超える高地な上、コーヒーベルトに属しているので、コーヒー豆の栽培にとても適しています。

赤く完熟したコーヒーチェリーの実だけを手摘みで丁寧に収穫し、ナチュラルで精製していきます。アラビカ種に比べて、風味や味が落ちるので、主に、インスタントコーヒーの原料として使われています。

ロブスタチェリーはコクと苦みが強いのが特徴です。また、優しい酸味と甘みもあり、香ばしい香りも楽しめます。

ロブスタチェリーの焙煎度合いは中煎り~深煎りがおすすめです。また、挽き方は細挽きがおすすめです。

苦味とコクが強いので、インド独特の「インディアンコーヒー」という飲み方もおすすめです。

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