コーヒーの着色汚れ、原因と対策は?自宅で出来る着色予防も紹介
Giuliamar / Pixabay

コーヒーを毎日飲んでいると、
歯の着色が気になってきますよね。

 歯の着色の原因はコーヒーに含まれている、
ある成分が原因と言われています。

適切に処置をしていかないと、
コーヒーを飲み続けている限り、着色はひどくなります。

 歯の着色が目立つと人と会うときに、
印象が悪くなってしまいますね。

 だらしない印象を与えてしまうので、
出来る限り着色汚れは、なくしておきたいです。

 では、歯の着色汚れを消すためには、
どのように処置をしていけばいいのでしょうか。

 今回は自宅で出来るホワイトニングから、
歯医者で行うホワイトニングまでをまとめました。

 コーヒーの着色で悩んでいる方は、
ぜひ最後まで読んで白い歯を手に入れてください。

 

 

 

 

 

 

 

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1.歯の着色(ステイン)の正体

 1-1.着色(ステイン)の正体はポリフェノール

コーヒーには主にカフェインとポリフェノールの、
2つの成分が含まれています。

 コーヒーを飲んだ後に黄色くなる
着色の正体は、ポリフェノールです。

 ポリフェノールは、植物が作り出す抗酸化物質で、
コーヒー以外にも、ワインやココアに含まれています。

 

 

 1-2.歯の構造

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出典:伝えたい!歯医者のブログ

 

歯の構造は、内側から「歯髄」「象牙質」「エナメル質」の、
三層構造で構成されています。

エナメル質の表面には、たんぱく質で構成された
唾液成分である、ベリクルの膜が存在しています。

ベクリル膜エナメル質を保護してくれるだけでなく、
フッ素とともに働き、エナメル質についた傷、
修復してくれる作用があります。

しかし、ベクリル膜には細菌が付着しやすいため、
歯垢(プラーク)が溜まりやすいです。

傷を修復する働きは、色素沈着を引き起こし、
結果的に着色汚れがついてしまいます。

 

 

1-3.着色のメカニズム

コーヒーを飲むことによって、着色がつくメカニズムを説明します。

着色は、コーヒーに含まれるポリフェノールと、
歯の表面のベクリル膜が原因です。

1、コーヒーを飲むことで、ポリフェノールが口に入ります。

2、ポリフェノールが歯に近づいて、ベクリル膜に付着します。

3、ベクリル膜とポリフェノールが反応して、色素が沈着しています。

4、着色汚れとなり、歯のエナメル質とイオン結合し、
汚れが落ちにくくなっていきます。

 

 

 

2.自宅でできる!歯の着色を落とす方法

ここでは、コーヒーなどで着色汚れが付いてしまったとき、
自宅で出来るクリーリング方法をお伝えします。

「歯科医院に行くのはちょっと・・・」
という方は自宅でチャレンジしてみてください。

2-1.美白用歯磨き粉で歯磨きをする(注意点も)

美白用歯磨き粉には、歯の表面についた汚れを落とす研磨剤と、
ステインを浮き上がらせる成分が含まれます。

美白用歯磨き粉を使えば、自宅で着色を落すことができますが、
それば荒い研磨剤の入った歯磨き粉に限っての話です。

一時的には汚れを落とすことができますが、
歯の表面に傷が付きやすく、またすぐに着色してしまいます。

美白用歯磨き粉は、歯医者でクリーニング後に、
着色しにくいように、維持するために使うのが効果的です。

 

 

2-2.市販の歯の消しゴムで歯をこする

通販サイトなどで売っている歯の消しゴムの成分は、
シリコンゴムと研磨剤が含まれています。

着色部分を擦る程度であればいいですが、
力を入れてゴジゴシ擦りすぎると、
歯の表面に傷がついて、より着色しやすくなってしまいます。

手軽に落とせることが魅力ですが、
使用する際は、ほどほどにしてください。

 

 

2-3.ホームホワイトニングで着色を落とす

ホームホワイトニングとは何かというと、
歯医者さんでマウスピースを作成し、
歯を白くする薬剤を入れて、自宅でホワイトニングを行うことです。

メリットとしては、歯医者に行く必要なないので、
自分の好きな時間に行うことができることと、
長期(1年から2年)に渡って、白さを保つことが出来ることです。

デメリットとしては、白くなるまでに時間がかかることや、
ホワイトニングキットを用意する手間がかかることです。

病院へ行くことに抵抗がある人は、
自宅でホームホワイトニングを行うこともおすすめです。

 

 

 

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3.歯医者で歯の着色を落とす方法

3-1.コーヒーや紅茶の着色には歯のクリーニング

コーヒーや紅茶によって歯に着色してしまうと、
個人で落とすことは、手間もかかり、
なかなかうまくいかないことがあります。

なので、どうしても着色が気になるのであれば、
歯医者のクリーニングを利用して、綺麗に落としましょう。

自宅でやるよりも金額はかかってしまいますが、
歯の表面だけであれば、1回で落とせます。

歯科医に抵抗のない方は、
歯医者のクリーニングを利用しましょう。

 

 

3-2.子供の着色も落とすことができる

子供であっても歯に着色汚れは残ります。

まだ年齢が低ければ、
無理に汚れを落とす必要はありませんが、
子供のときから歯医者に慣れるためにも、
歯医者を利用しましょう。

 

 

3-3.頑固なヤニを落とすには、超音波を使う

コーヒーではありませんが、
たばこを吸われる方は、歯にヤニがついています。

ヤニは歯に強力にこびりついているので、
簡単に取ることができません。

綺麗に取り除くためには、
超音波振動を当てる必要があります。

ただし、取り除いた後にたばこを吸ってしまうと、
またすぐにヤニがついてしまいます。

禁煙することが歯の汚れにとっては一番いいですが、
無理な方は、定期的に歯のケアをしていきましょう。

 

 

3-4.詰め物の着色には研磨をする

前歯にプラスチックを詰めている場合、
通常よりも着色しやすくなります。

歯医者で研磨すればキレイになりますが、
プラスチックそのものが劣化して色が変わっていると、
プラスチック自体を詰めなおす必要があります。

 

 

 

4.歯医者で着色しにくい歯にしてもらう方法

4-1.歯の細かい傷を修復するトリートメント

歯の表面に傷があると傷に汚れが詰まり、
着色しやすくなります。

一般的なクリーニングは、歯についた汚れを落とすだけなので、
こまめに手入れをしないと、またすぐに着色してしまいます。

トリートメントをすれば、歯の表面についた傷を修復して、
着色しにくい状態にしてくれます。

歯医者によっては、トリートメントを行っていない場合もあるので、
事前に確認しておいたほうが確実です。

 

 

4-2.セラミックは着色しにくい

プラスチックは歯に比べて表面が荒く、
歯ブラシや歯磨き粉によって、
傷がつき着色しやすくなります。

セラミックは表面が細かく、
歯ブラシで磨いても傷がつきにくいので、
着色しにくい歯になります。

 

 

 

5.簡単にできる!コーヒーの着色を予防する7つのポイント

5-1.ゴシゴシ磨きをやめる

硬い歯ブラシでゴシゴシ歯を磨くと、歯の表面を傷つけてしまい、
目では見えない凹凸が出来てしまいます。

傷ついた歯の隙間に、汚れが溜まりやすくなってしまうので、
毛先が柔らかい歯ブラシで、優しく磨くようにしましょう。

 

 

5-2.食後にうがいをする

食後には「うがいをする」習慣を持ちましょう。

口の中全体の汚れを洗い流してくれるので、
着色を防ぐことができます。

 

 

5-3.ガムを噛む

食後などにガムを噛むと、唾液が分泌されて、
ドライマウスを防ぐことができます。

口が渇いてしまうと、
汚れがつきやすくなってしまいので、
できるだけ乾かないように工夫しましょう。

 

 

5-4.前歯をなめる

前歯を舌でなめると、唾液が分泌されるのと同時に、
唾液を口全体に行き渡らせることができます。

こちらも口の渇きを予防することができるので、
取り入れるようにしてください。

 

 

5-5.口呼吸をせず、鼻呼吸を意識する

口呼吸は歯の表面が乾燥してしまうので、
唾液が不足し、汚れが落ちにくくなります。

リラックスしている時や、何かに夢中になっている時は、
口が半開きになって口呼吸になりがちです。

意識して口を閉じて鼻呼吸を意識しましょう。

 

 

5-6.ストローを使う

コーヒーが歯に触れている状態が、
長くなるほど着色しやすくなります。

なので、物理的に触れないようにするためにも、
ストローを使って歯に触れないようにしましょう。

ホットコーヒーは難しいかもしれませんが、
アイスコーヒーであればストローを使っても
不自然ではないので試してみてください。

 

 

5-7.みかんの皮の白い部分で歯をこする

みかんの皮の白い部分で歯をこすると、
歯の表面の歯石を、取り除くことができると言われています。

ただし、みかんに含まれるクエン酸は、
歯の表面を覆うエナメル質を溶かす性質があるので、
こすった後は必ず歯を磨くか、水で口をすすぐようにしてください。

 

 

 

まとめ

コーヒーによる歯の着色について説明してきました。

コーヒーを飲んだ後に口のケアをしないと、
着色汚れはどんどんひどくなっていきます。

笑ったときに見える歯が黄ばんでいたら、
相手からの印象も悪くなってしまいます。

自宅で出来るホワイトニングから、
歯医者で行うホワイトニングまで紹介してきたので、
着色汚れが気になる方は、
一度ホワイトニングを検討してみてください。

着色がない方でも、日頃から予防をしておけば、
汚れがつく可能性はグンっと下がります。

いつまでも白くて健康な歯を維持するためにも、
日頃から口内ケアを心がけましょう。

 


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