肝臓が元気になるコーヒーの飲み方&作り方

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コーヒーを飲むと 肝臓にどのような影響を与えるのでしょうか?

まずは肝臓の重要な役割を理解しながら、
コーヒーを飲む事でその成分が 肝臓に与える影響、
効果を説明していきます。

また、肝臓が元気になる
コーヒー豆の具体的な種類や淹れ方を
5つのポイントにして紹介しています。 

 

 

1. 肝臓の場所をチェック

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まず、肝臓の場所をチェックしていきましょう。

肝臓の位置は人体のほぼ中央にあり、
胃がある右側に位置しています。

重さは成人男性で約1.5kg、女性で約1.3kgあり、
人体で最も大きな臓器と言われています。

では、肝臓は体の中で
どのような役割を果たしているのでしょうか?

その驚くべき働きを見てきます。

 

 

2. 健康に欠かせない肝臓とは

肝臓は「体内の化学工場」といわれることもあります。

その理由は、肝臓が毎日行っている働きにあります。

その働きを説明していきます。

 

2-1. 口から肝臓へ運ばれるまでの流れ

まず、人は口から食物を入れます。

その食物は食道を通り、胃へ運ばれます。

胃に運ばれた食物は胃液によってかき混ぜられ、
ドロドロのおかゆ状態へ分解され 、
次は小腸へ運ばれていきます。

小腸では更に細かく分解され、
血管を通っていよいよ肝臓へ運ばれていきます。

 

2-2. 肝臓は「体内の化学工場」

肝臓で必要なものと、
不必要なものへ分けます。

そして必要なものは体内へ運ぶのです。

では、不必要なものとはどのようなもので、
その後、どうなるのでしょうか?

不必要なものとは、
つまり「有害物質」や「添加物」のことです。

体に悪い有害物質や添加物は、
肝臓の働きによって毒素を抜く分解が行われます。

つまり解毒作用を肝臓が行っているのです。

こうした働きから肝臓は、
「体内の化学工場」とも呼ばれています。

それでもまだ分解しきれなかった不要物は、
血液にのり腎臓へ運ばれていき、
そこで更に仕分け・分解され
最終的に、便となり体外へ排出されます。

 

2-3. 肝臓は「栄養素の貯蔵庫」

 肝臓は、栄養分を蓄えておこうとする機能も持っています。

いざという時は、肝臓に蓄えておいた栄養分を体内へ
運ぼうとする働きをもっているのです。

 

2-4. 肝臓の負担

このように肝臓は「解毒」や「栄養素の貯蔵」など、
人が生きていくために大変重要な役割を行っている所なのです。

ところが、現代の食品は添加物が入ったものが多く、
それを毎日食べる事によって、
肝臓はその解毒作業に毎日休むことなく追われ続けます。

その負担が積もり積もってある日突然、
肝臓が限界を訴えてくる事があるのです。

では、肝臓の病気にはどのようなものがあるのか、
主なものを見ていきましょう。

 

 

 

3. 肝臓の主な病気

3-1 脂肪肝について

 「脂肪肝」は肝臓の肥満症と言われています。

私たちが毎日たべる食事内容、運動不足などの
乱れた生活習慣が原因で、
肝臓に脂肪がたまっていく病気です。

日本人の4人に1人が脂肪肝と言われ、
そのまま放置しておくと、肝硬変や肝がんへと
進行してしまうリスクを高めると言われています。

 

3-2 肝がんについて

 肝臓に悪性腫瘍ができる病気です。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、
日々の生活習慣の乱れからくる肝臓負担の度合いは、
初期や中期では殆ど自覚症状がなく、
末期まで悪化してようやく自覚症状が現れます。 

 

 

 

4. コーヒーは肝臓のヒーロー

4-1. コーヒーデトックス効果

 コーヒー成分である「カフェイン」には、
利尿作用があります。

つまり、体内から老廃物を体外へ排出してくれる
デトックス効果があるので、
肝臓で行われている解毒作業の負担を軽減します。

 

4-2. コーヒーが脂肪を分解

 消化酵素の一つに「リパーゼ」という
脂肪を分解する酵素があります。

コーヒーカフェインには、
このリパーゼの働きを 活発にする効果があります。

また、コーヒー成分であるクロロゲン酸にも
脂肪分解を促進する効果があると言われており、
カフェインとクロロゲン酸のW効果で、
脂肪肝を予防する効果があると言われています。

 

4-3. コーヒーは肝臓に良い?

全日本コーヒー協会で紹介されている
肝臓を専門とする船津和夫氏の研究によると、
「コーヒーは肝機能を改善する」ことがわかったとあります。

また、国立がんセンターでは、
「コーヒーを一日3杯飲むと肝細胞がんのリスクが半分になる」
と説明しています。
(参照元:全日本コーヒー協会)

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引用元:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/274.html

この図を見ると、
コーヒーをほとんど飲まない人を1とした場合、
毎日3~4杯飲む人の肝がん発生率は約半分ということがわかります。

また、肝がんの発生率の低下については、
男女の性別は関係がないようです。

 

 

 

5.  肝臓が元気になるコーヒーの作り方5つのポイント

ここまでで、コーヒーのカフェインとクロロゲン酸は
肝臓の救世主だという事がお分かり頂けたかと思います。

ここからはクロロゲン酸の弱点を理解した上で、
クロロゲン酸を多く抽出するコーヒーの淹れ方を
ご紹介していきます。

まず、クロロゲン酸は「熱に弱い」という弱点があります。

次に、参考図書「もっと知りたいコーヒー学」によると、
クロロゲン酸は抽出速度がゆっくりであればあるほど、
たくさん抽出されるとあります。

これらの事を踏まえた上と、下記に示した論文を参考にした結果、
クロロゲン酸がたっぷり抽出された、
「肝臓が元気になるコーヒーの作り方5つのポイント」を紹介します。

ポイント① 浅入りコーヒー豆を選ぶ
      特に「モカ・シダモ」はクロロゲン酸含量が多い

ポイント② 抽出方法は「ペーパードリップ」か「サイフォン」

ポイント③ 水は「蒸留水」か「軟水」

ポイント④ お湯は沸騰前の85℃~95

ポイント⑤ 時間をかけてゆっくり淹れる

(参考論文: 「コーヒー中のクロロゲン酸量に及ぼす焙煎時間および抽出時間の影響」より )

 

 

 

 

6. まとめ

コーヒーが肝臓の機能を改善するといったような研究報告は、
日本のみならず、アメリカ、イタリアなどでも
発表されているようです。

肝臓に良いコーヒーの飲み方としては、
特に「クロロゲン酸」を多く抽出する事ですが、
クロロゲン酸は熱に弱いという弱点があります。

しかしその弱点をカバーし、ポイントを押さえてコーヒーを作れば、
肝臓機能のサポートや病気の予防効果につながります。

肝臓が元気になる、クロロゲン酸たっぷりのコーヒーを
毎日3杯くらい飲んでみる事をオススメ致します。

 

 

 


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