アフリカ大陸の国々の中で農業国として有名なケニアは、世界で初めてコーヒー研究機関を設立した国です。これらの研究機関では多くの新種が生み出されています。

その中でも、耐病性に優れ、収穫量も多い品種として「バティアン」があります。

今回は、ケニアコーヒーの「バティアン」についてご紹介していきましょう。

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バディアンとは

バティアンは、2010年に開発された、ケニアコーヒーの中でもとても新しい品種です。

苗木を植えてから2年で成木に育ち収穫することができます。なんと、同じハイブリッド種である「ルイル11」の3年に比べて、1年も成長が早いのです。更に、収穫量も耐病性もルイル11を上回ります。その為、コーヒー豆の生産コストを30%前後も抑えることができ、ケニアの国中から人気と期待を集めている新しい品種です。

耐病性だけでなく耐乾燥性などにも優れていて、高地でも低地でも栽培することができることから、ケニアの多くの地域で栽培することができます。SLシリーズに比べると、まだまだ栽培量は多くはありませんが、今後の栽培量の増加が期待されています。

バティアンは他のケニアコーヒーに比べて、酸味が強いのが特徴です。また、甘味とコクと苦みのバランスが取れています。しかし、ケニアコーヒー独特の、深い香りが弱いという特徴もあります。

おすすめは、ミディアムローストで、中粗挽き程度で淹れるのがおすすめです。

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