コーヒー豆の生産量が世界第1位であるブラジルは、日本のコーヒー豆の輸入先としてもNo.1の国です。

誰もが認めるコーヒー大国のブラジルには、南米最大級の港である「サントス港」があり、そのサントス港から輸出されるコーヒー豆は「ブラジルサントス」と呼ばれ、ブラジルの最高級コーヒーと位置付けられています。

このブラジルサントスは、クセや酸味が少なく、カカオがほのかに香る風味が良いのが特徴で、ブラジル国内だけでなく世界各国から人気があるコーヒーで、ブラジルコーヒーの代名詞でもあります。

そこで今回は、このブラジル産コーヒーのブラジルサントスについてご紹介していきたいと思います。

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ブラジルサントスとは?

ブラジルサントスの特徴・生産地

ブラジルサントスは、サンパウロ州にある南米最大の港である「サントス港」から出荷されるコーヒー豆のことを言います。その為、サントス港は間違いなく世界最大のコーヒー輸出港です。

このサントス港には、ブラジル全土からコーヒー豆が集まるので、生産地はブラジル全土に渡ります。

このブラジルサントスですが、多くは、ブラジル中南部で生産されているものです。この地域は、「テラローシャ」と呼ばれる玄武岩が風化してできた赤土、水はけのよい深層土壌であるので、生産されたコーヒー豆はクセのない柔らかい風味が生まれます。

そして、これらの地域は平均気温が約24℃と温暖で、広大な土地を有するため、コーヒー栽培にはとても適しており、収穫量が安定していることも特徴です。

ブラジルで生産されるコーヒー豆は、70%以上をアラビカ種が占めており、このブラジルサントスもアラビカ種です。

ブラジルサントスは、アラビカ種のコーヒーノキを栽培した後、赤く完熟したコーヒーの実のみを収穫します。近年では、収穫の際に機械を使う農家が増えてきました。しかし、最終的には人の手により、枝から実を葉ごと落とす方法で、手で収穫していきます。

また、一般的には、収穫されたコーヒーの実は、天日干しにして乾燥させるナチュラル製法にて精製されています。

ブラジルサントスの味・香り

ブラジルサントスは、クセや酸味が少なく、甘味があるのが特徴です。

また、カカオのような香りと苦みがあり、適度なコクがあるので飲みやすいコーヒーです。ストレートでももちろんですが、他の品種のコーヒー豆とブレンドするのにも最適なコーヒー豆です。

ブラジルサントスのおすすめの淹れ方

ブラジルサントスは幅広い焙煎度合いで楽しめるのも特徴です。

苦味と酸味のバランスを楽しみたい方は、ハイローストがおすすめです。そして、酸味が強いのがお好きな方は、シナモンロースト~ミディアムローストです。また、苦みやコクを強く感じたい方は、シティーローストからフルシティーローストがおすすめです。お好みの焙煎方法を見つけてください。

また、おすすめの挽き方は中細挽きです。ブラジルサントスのコクと苦みと風味を十分に引き出してくれます。

ストレートで飲むのももちろんですが、ブラジルでは、砂糖やミルクを入れて飲むのにも好まれています。

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ブラジルサントス(ブラジル産コーヒー)情報まとめ

今回は、ブラジル産コーヒーのブラジルサントスについてご紹介してきました。

南米最大級であり、コーヒー輸出港として最大の「サントス港」で輸出されるブラジルサントスは、ブラジルの最高級コーヒーであり、世界中から人気のあるコーヒーです。

今後もブラジルサントスは発展していくことでしょう。

このブラジルコーヒーの代名詞でもある、「ブラジルサントス」を是非味わってみてください。

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