タンナコーヒーは「地球上で最も幸せな国」と言われるバヌアツ共和国のタンナ島で生産されるオーガニックコーヒーです。タンナ島があるバヌアツ共和国はオーストラリアの東に位置しています。

世界で一番近くから火山の噴火が見られる地としても有名で、肥沃な火山灰土壌を活かして高品質なオーガニックコーヒーを生産しているのです。オーガニックコーヒーとは化学肥料、農薬を一切使わず、自然本来の力を活かした栽培方法で育てられたコーヒー豆のことで、美容や健康にとても良いので近年大変注目されています。

では、これからタンナ産のオーガニックコーヒーについてご紹介していきますのでご参考になれば幸いです。

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タンナのコーヒーの歴史

1852年にバヌアツ共和国のタンナ島に、アラビカ種の二大品種であるブルボン種とティピカ種が持ち込まれたことがきっかけでコーヒー栽培が始まりました。それから約150年間、タンナ島の大規模農園、小規模農園共にコーヒーの栽培を行っていましたが、1990年半ばにサビ病の流行によって農園は大打撃を受けてしまいます。

そこで2002年には生産者組合が立ち上げられ、サビ病に強い品種アルーシャ、カチモール種に変更してコーヒー豆栽培が再び始まりました。そうしてサビ病に強い品種への変更を皮切りに、タンナ島はコーヒー栽培によって再び利益が得られるようになり、ついにはバヌアツ共和国を支える一大事業にまで成長したのです。

タンナ産コーヒー豆の特徴

100%オーガニックコーヒーなのがタンナコーヒーの特徴と言えます。収穫された新鮮なコーヒー豆はタンナ島のコーヒーファクトリーにて焙煎、手作業でパッキングされ、併設されたカフェでは新鮮なコーヒーを味わうことができ、お土産も充実しています。

日本、中国、オーストラリア、シンガポール、サモア、フィリピン、アメリカなどにコーヒー豆を輸出していますが、コーヒー豆のおおよそ75%はバヌアツ国内で消費されているのです。

オンラインショップでも購入することもできますが、こじんまりしたコーヒーファクトリーで手作業で製造されている為、市場になかなか出回らず非常に入手困難です。

タンナのコーヒー豆の生産地

コーヒー豆はバヌアツ共和国のタンナ島のヤスール火山のふもとで生産されています。火山のふもとという大変危険な生育環境に見えますが、肥沃な火山灰土壌、豊かな太陽光、年間降雨量2800ミリという条件のもと高品質なオーガニックコーヒーを生み出しているのです。

そして年に数回起こる噴火によって火山灰が降り、それが天然肥料の役割を果たしています。

タンナ産地コーヒーの味・香り

タンナ産コーヒーは苦味が強くなく飲みやすいコーヒーです。酸味と苦みの調和が取れていて、なめらかな味わいや甘いチョコレートの様な香りがします。オーガニックコーヒーは砂糖や牛乳などを入れずに飲むことで最もコーヒー本来の味わいを楽しめます。

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タンナ産コーヒー豆のおすすめの淹れ方

タンナコーヒーは純粋なコーヒー本来の味わいや香りが特徴なので、その持ち味がそのまま活かせるように、フレンチプレスエアロプレスのようなコーヒー豆の味がダイレクトに出る淹れ方はいかがでしょうか。

タンナ産コーヒー豆の情報まとめ

タンナコーヒーは昔ながらの伝統生活様式を守り続けながら、大自然とともに生きるタンナ島の人々によって丁寧に生産されています。年に数回起こる噴火による火山灰が天然の肥料となり、100%オーガニックという貴重で高品質なコーヒーが生み出されているのです。

なかなか日本国内では見つけることが困難な銘柄ではありますが、「地球上で最も幸せな国」と言われるバヌアツ共和国のタンナ島で生産されるオーガニックコーヒーは、きっとリラックスした時間を与えてくれることでしょう。

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