おすすめのコーヒーメーカー【全自動編】
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コーヒーメーカーの特徴は、ハンドドリップのようにお湯を沸かしたり、
1杯ずつコーヒーを淹れる手間や時間を省くことができることです。

スイッチを押すだけで、忙しい朝でも準備をしている間にコーヒーが出来上がっていますし、
一度に大容量(例えば10杯分)のコーヒーを淹れることができるので、
何杯も飲む方や大人数で利用する方にとっても欠かせない便利な道具です。

そんなコーヒーメーカーですが、大きく分けると
「全自動」と「ドリップ式」の2つのタイプがあることをご存知でしょうか。

それぞれメリット、デメリットがあるので、
コーヒーメーカーを選ぶ時には注意が必要です。

これを知らないと、高いお金を払って購入しても
後悔してしまうかもしれません。

そこで今回は、全自動のコーヒーメーカーとは
どのようなものなのかを詳しくお伝えし、
さらにおすすめのコーヒーメーカーについてもご紹介していこうと思います。

コーヒーメーカー選びに迷っている方や、
少しでも手軽においしいコーヒーを飲みたいという方は、
ぜひ今回の記事を参考にしてください。

 

 

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1.要注意!コーヒーメーカーには2つの種類がある

手軽にコーヒーを淹れることができるコーヒーメーカーですが、
いったいどれを選べばいいのか迷ってしまう方がいらっしゃいます。

なぜなら、様々なメーカーから販売されていますし、
価格や機能も異なるからです。

例えば、アマゾンで調べてみると、
1,000件以上も検索されてしまいますし、
価格もおよそ2,000円のものから、
10倍の20,000円のものまであります。

そんな時には、レビューや口コミをチェックして、
人気のあるものを選んだり、価格から選んだりするかもしれませんが、
買ってから後悔しないために注意していただきたいことがあります。

それは、コーヒーメーカーには大きく分けて、
次の2種類があるということです。

・全自動コーヒーメーカー
・ドリップ式コーヒーメーカー

どちらも自動でコーヒーを淹れる機械であることには違いありませんが、
「全自動」となると、その性能が少し異なってくるのです。

さらに、全自動コーヒーメーカーと混同されやすい、
全自動エスプレッソマシンというものがありますので、
その違いについてもお伝えします。

 

1-1.全自動コーヒーメーカー

まず、あなたが気になっている
全自動のコーヒーメーカーについてご紹介します。

全自動というのは、その言葉の通り、
全てを自動的に行ってくれるということです。

つまり、コーヒー豆を挽くところからドリップするところまでを、
それ1台で行うコーヒーメーカーになります。

ポイントは、コーヒー豆を挽く部分です。

全自動コーヒーメーカーには、
豆を挽くためのミルが内臓されているため、
コーヒー豆をセットすれば、
挽きたて、淹れたてのコーヒーをたのしむことができるのです。

最近では当たり前となったコンビニのコーヒーも、
全自動コーヒーメーカーが使われているので
イメージしやすいのではないでしょうか。

 

1-2.ドリップ式コーヒーメーカー

一方で、ドリップ式コーヒーメーカーというものがあります。

これは、ミルが内臓されていないタイプで、
一般的に行うハンドドリップを、
あなたに代わってコーヒーメーカーが行ってくれるというものです。

こちらのタイプには豆を挽く機能はないため、
あらかじめ挽いた豆(コーヒー粉)を用意する必要があります。

つまり、「全自動」と「ドリップ式」の違いは、
豆を挽く機能(ミル)がついているかいないかということになります。

コーヒーメーカーを選ぶ時には、
まずはこの2つの違いについて確認しましょう。

 

1-3.デロンギの全自動エスプレッソマシンとの違い

また、全自動コーヒーメーカーについて調べていると、
よくデロンギの製品を目にすることがありますが注意が必要です。

なぜなら、デロンギには、全自動コーヒーマシンと、
ドリップコーヒーメーカーの2つのタイプしかないからです。

全自動コーヒーマシンとは、
基本的にエスプレッソ用のマシンのことで、
その価格もおよそ13万円もする高価なものになります。

また、ドリップコーヒーメーカーには、
ミル機能は付いていません。

つまり、今回ご紹介しているような、
全自動コーヒーメーカーと言われるタイプは
取り扱っていないということです。

デロンギのコーヒーメーカーの詳しい情報は、
「デロンギのコーヒーメーカーの全て|9つのポイントと簡単な選び方」

でお伝えしていますので、
こちらもぜひ確認してみてください。

 

 

 

2.全自動コーヒーメーカーの3つのメリット

それでは、全自動コーヒーメーカーのメリットについて、
具体的に確認していきましょう。

 

2-1.ミル付きだから挽きたてコーヒーがたのしめる

美味しいコーヒーには、3つの条件があります。

それは「煎りたて」「挽きたて」「淹れたて」の3つです。

このうち、自宅でも手軽にできるのは、
「挽きたて」と「淹れたて」です。

「淹れたて」については、コーヒーメーカーでも、
ハンドドリップやインスタントコーヒーでも可能です。

しかし、「挽きたて」については、
豆を挽くという一手間が必要になります。

つまり、自宅で飲むコーヒーの味の違いは、
「挽きたて」かどうかにかかってくると言えます。

コーヒー豆は挽いた瞬間から酸化が始まるため、
時間が経つにつれて、風味や香りが損なわれていくのです。

コーヒーショップや喫茶店で、
挽きたての美味しいコーヒーを飲んだことがある方はご存知だと思いますが、
挽きたてコーヒーは味わいが一味も二味も違うのはこのためです。

コーヒーを淹れる前のこの一手間によって、
味わいが変わってくるのです。

ただ、豆を挽くために時間や手間がかかってしまうと、
コーヒーメーカーの「手軽さ」や「便利さ」という
メリットが薄れてしまいます。

そこで、こうした一手間も自動的に行ってくれて、
手軽においしい挽きたてコーヒーをたのしめるのが、全自動コーヒーメーカーなのです。

これが、全自動コーヒーメーカーの
一番のメリットだと言えるでしょう。

 

2-2.コーヒー豆の風味や香りも堪能できる

ミルが付いていることによって、
もう一つのメリットがあります。

それは、コーヒー豆の風味や香りが堪能できるということです。

コーヒーショップや喫茶店に入った時の、
あのコーヒーの香りが好きだという方も多いと思いますが、
そうした雰囲気を楽しむこともできるのです。

ドリップ式のコーヒーメーカーでも香りはしますが、
挽きたてのコーヒー豆の香りにはかないません。

味わいだけではなく、その香りも楽しむなら、
ミルがついている全自動コーヒーメーカーがおすすめです。

 

2-3.大容量の挽きたてコーヒーを簡単に淹れることができる

コーヒーの味わいにこだわる方は、
コーヒーミルを別に購入して、
自宅で挽きたてコーヒーを淹れています。

ただ、ここで問題になるのは、
一度に大容量(例えば10杯分)のコーヒーを淹れようとすると、
手間も時間もかかってしまうことです。

まず豆を挽いて、その後にハンドドリップで淹れようと思えば、
10杯分も淹れるためには何十分もかかってしまいます。

しかし、全自動コーヒーメーカーなら、その手間を大幅に省いて、
簡単に大容量の挽きたてコーヒーを淹れることができるのです。

大勢でコーヒーを飲むような方(例えば家族が多かったり、
職場で使うなど)や、何杯も飲むという方にとっては、
一度全自動コーヒーメーカーの使い勝手を体験すると、
手放せなくなるのではないでしょうか。

 

 

 

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3.全自動コーヒーメーカーの3つのデメリット

挽きたてコーヒーを手軽に堪能できる全自動コーヒーメーカーですが、
その特性上、使いづらく感じてしまうこともあります。

 

3-1.音がうるさい

まず、全自動コーヒーメーカーの
一つ目のデメリットは、音がうるさいことです。

ミルがついているため、
どうしてもガリガリと豆を挽く音だったり、
モーターの回る音がしてしまうのです。

マンションなどに住んでいる方は、
朝からうるさい音がすると、近所迷惑の心配する方もいるでしょう。

また、寝ている家族を起こしてしまうかもしれません。

豆を挽く数十秒の時間だけなのですが、
やはり気になる方も多くいらっしゃいます。

つまり、住まいや使う時間帯によっては、
全自動コーヒーメーカーが向かないことがあるのです。

そうした場合には、
ドリップ式のコーヒーメーカーを選びましょう。

ただ、全自動コーヒーメーカーは、
すでに挽いた豆(コーヒー粉)を使うこともできるものが多いため、
毎朝のコーヒーにはコーヒー粉を使用して、休日のコーヒータイムには、
豆を挽くところからコーヒーを淹れるという使い方もできます。

また、音に関しては同じ音量でもうるさく感じる人もいれば、
そうでない人もいると思いますので、事前に確認するといいでしょう。

もし店頭で実演を行っていればいいのですが、
そうでない場合はYouTubeなどで確認するのもいいでしょう。

 

3-2.プロペラ式のミルを採用

全自動コーヒーメーカーに使われているミルは、
プロペラ式と言われるタイプが多くなっています。

ミルにはこのほかにも、
うす式、カット式、コニカル式などあるのですが、
これらと比べても、プロペラ式のミル性能は高くありません。

なぜなら、おいしく挽くためのポイントである
豆の細かさの微調整ができなかったり、
雑味の原因となる微粉(細かい粉)が出たりしてしまうからです。

豆本来の味わいを最大限に引き出すことは、
全自動コーヒーメーカーでは難しいのです。

とことん味わいにこだわる方は、
ミルとドリップ式コーヒーメーカーを分けて用意する方がいいでしょう。

ただ、そうは言っても、
挽きたてであることに違いはありません。

コーヒー粉から淹れたコーヒーや、
ドリップバッグで淹れたコーヒーにはない
香りや風味を楽しむことができます。

また、中には高機能なミルを搭載しているタイプもあります。

この後、具体的なおすすめのコーヒーメーカーも
ご紹介していきますのでぜひ確認してください。

 

3-3.ドリップ式よりも価格が高い

全自動コーヒーメーカーは、
ドリップ式のものと比べても、
価格が高い傾向にあります。

例えば、全自動コーヒーメーカーとして人気があるパナソニックの
「NC-A56」の実売価格がおよそ17,000円なのに対して、
ドリップ式コーヒーメーカーとして人気のあるメリタの「オルフィSKT52」は、
およそ5,000円で購入することができます。

全自動コーヒーメーカーは、
ボタン一つで挽きたてコーヒーが楽しめるという手軽で便利な特徴がありますが、
価格が気になる方は、ドリップ式コーヒーメーカーと、
別途コーヒーミルを購入することで、
1万円以内で挽きたてコーヒーを楽しむこともできます。

挽きたてにこだわらなかったり、
手間を惜しまないということであれば、
ドリップ式を選んだ方がいいでしょう。

 

 

 

4.おすすめのコーヒーメーカー【全自動編】

全自動コーヒーメーカーの特徴について確認してきましたが、
各メーカーによっては、さらに特徴的な機能が備わっているものもあります。

そこで、ここからは、
おすすめの全自動コーヒーメーカーについてご紹介していきます。

ぜひお気に入りの1台を見つけてください。

 

4-1.パナソニックの全自動コーヒーメーカー「NC-A56」

図1
出典:パナソニック http://panasonic.jp/

型番:NC-A56
定価:税込27,864円
実売参考価格:約17,000円から

パナソニックの全自動コーヒーメーカーには3種類あるのですが、
その中でもおすすめなのが「NC-A56」です。

メッシュフィルターによって豆の挽き方を調節できたり、
マイルドモードとリッチモードの2つの淹れ方ができるため、
お好みで味わいを調節することができるからです。

コーヒーメーカーは、その機種によって味わいが変わるため、
好みに合わせて調節できるのは嬉しい機能です。

また、自動洗浄機能がついているため、
面倒なお手入れも簡単になります。

他の2つの種類は、豆を挽くためには、
料理に使うミキサーと同じようにボタンを押し続ける必要があるため、
豆を挽く間はコーヒーメーカーから離れることができません。

そのため、全自動の手軽さと、
美味しさを兼ねそろえたNC-A56がおすすめです。

詳しくは、「全自動コーヒーメーカーが便利!これがパナソニックの物作り」

の記事でもご紹介していますので、
あわせてチェックしてみてください。

 

4-2.シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-A122」

 

図1
出典:シロカ https://www.siroca.co.jp/

型番:SC-A122
定価:税込27,000円
実売参考価格:約10,000円から

シロカとは、日本の家電製品メーカーです。

シロカの全自動コーヒーメーカーでおすすめなのが、
「SC-A122」というタイプです。

こちらの特徴は、おしゃれなデザインと、
コンパクトなサイズ、そして価格です。

また、多くのコーヒーメーカーで採用されているペーパーフィルターではなく、
ステンレスメッシュフィルターを使用しているところも注目です。

ステンレスフィルターを使用することで、
コーヒー豆に含まれている油分も抽出することができるため、
深い味わいになります。

この油分にはコーヒー豆本来の味わいを多く含まれているからです。

ただ、今までペーパーフィルターに慣れている方は、
雑味やザラザラした舌触りを感じることがあるため注意が必要です。

さらに、このステンレスメッシュフィルターが
破れてしまうことがあります。

そのため、シロカのコーヒーメーカーを選ぶ時には、
予備のフィルターが付属している
「SC-A122-TMF予備メッシュフィルター付特別セット」を選ぶようにしましょう。

また、別の種類で「STC-401」というタイプもあるのですが、
こちらは故障が多いため、購入する時には、
型番をしっかり確認するようにしましょう。

ちなみに、シロカの全自動コーヒーメーカーは、
どのタイプもデザインがほとんど同じであるため、
見た目で判断するのが難しいので注意してください。

また、「シロカの全自動コーヒーメーカーなら絶対コレ!失敗しない選び方」

の記事でも詳しくお伝えしていますので、
こちらもチェックしてみてください。

 

4-3.クイジナートの全自動コーヒーメーカー「DGB-900PCJ」

図1
出典:https://www.amazon.co.jp/

型番:DGB-900PCJ
実売参考価格:約16,000円から

クイジナート(Cuisinart)は、アメリカのキッチン用品メーカーで、
特にフードプロセッサーやミキサーの知名度が高くなっています。

そんなクイジナートのおすすめ全自動コーヒーメーカーが
「DGB-900PCJ」というタイプです。

その特徴は、大容量であることと、
タイマー機能が付いていることです。

多くのコーヒーメーカーは、
5杯用もしくは10杯用となっていますが、
こちらのタイプは最大で12杯まで淹れることができます。

また、コーヒー豆をストックしたり、
必要な分の豆だけを挽くように調節できるため、
毎回コーヒー豆の量を計る必要がなく、手間が省けて便利です。

さらに、タイマー機能を使えば、
朝起きた時には挽きたてコーヒーが出来上がっていて、
目覚めからコーヒーの香りを味わうことができます。

コーヒーの香りで目覚めたい方や、
大容量に魅力を感じる方にはおすすめです。

 

4-4.無印良品の全自動コーヒーメーカー「豆から挽けるコーヒーメーカーMJ-CM1」

図1
出典:無印良品 https://www.muji.com/jp/

型番:MJ-CM1
定価:税込32,000円

無印良品から登場した
「豆から挽けるコーヒーメーカー」があります。

他の全自動コーヒーメーカーと比べても、
2倍近い価格ですが、他にはない特徴があります。

それが、「フラットカッターミル」です。

ほとんどの全自動コーヒーメーカーには、
プロペラ式のミルが採用されているのですが、
こちらは、その性能を上回るミルとなっています。

これにより、豆を挽く性能が高くなり、
細挽きから粗挽きまで5段階に調節できたり、
均一に挽けることで豆本来の味わいを引き出すことができたりします。

また、クイジナートの全自動コーヒーメーカーと同様に、
タイマー機能も付いています。

いくら便利なコーヒーメーカーだと言っても、味にもこだわりたい、
でも、わざわざミルを別に購入して豆を挽くのは面倒という方には、
その両方を兼ね備えた無印の全自動コーヒーメーカーがおすすめです。

 

 

 

5.まとめ

コーヒーメーカーには、豆を挽くこともできる
全自動コーヒーメーカーがあります。

豆を挽くためのミルを内蔵することによって、
ボタン一つで挽きたての美味しいコーヒーを
楽しむことができるのが一番の特徴です。

また、各メーカーからは、豆の挽き方にもこだわったものや、
タイマー機能によって目覚めからコーヒーの香りを楽しむことができるもの、
自動的に大容量の挽きたてコーヒーを淹れることができるものなど、
それぞれに異なる機能を持った全自動コーヒーメーカーが販売されています。

今回は、その中でもおすすめのものをご紹介いましたので、
ぜひ納得の全自動コーヒーメーカーを見つけて、
コーヒーライフを楽しんでください。

 

 

 


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