コーヒー出がらしの消臭効果
Foundry / Pixabay

淹れたてのコーヒーのこおばしい香りが、

朝一番の部屋にフンワリと優しく漂い、

そこから1日がはじまる。
そんな毎朝を迎えられるために、

コーヒー出がらしの使い方をご紹介いたします。

 

せっかく気分良くコーヒーを飲んで始まった朝も、

こんな事があっては台無しですよね。

 

朝ごはんの用意の時に冷蔵庫を開けたら、

プーンと嫌な臭いがしてしまった。

 

朝食の片付けの時に、

生ゴミのゴミ箱を開けたら、

強烈な臭いが漂う。

 

 

など生活の中で臭いが気になる方に、

抜群の消臭効果があるもの、

それがコーヒー出がらしです。

 

「コーヒー抽出カス」

「コーヒー出がらし」「コーヒーかす」

様々な呼び名がありますが、

とにかくコーヒー出がらしには抜群の消臭効果があるのです。

 

 

目次

  1. まずは冷蔵庫・電子レンジから気軽に始めよう
  2. 勇気を出してごみ箱の底へ
  3. 個室トイレの角にインテリアとして
  4. 帰宅後にしておきたい習慣
  5. まとめ

 

 

 

 

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1.まずは冷蔵庫・電子レンジから気軽に始めよう!

一番気軽に始めやすいのは冷蔵庫の中。

 

コーヒーを淹れ終わったら、

使い終えたフィルターをそのまま丸ごとお皿に載せ、

さっと冷蔵庫の中に入れましょう。

 

ポイントは、

まだ湿気ているときにスグに冷蔵庫に入れてしまうこと。

冷蔵庫の独特のイヤな臭いを見事にとってくれます。

 

帰宅後に開けたときには

独特の変な臭いはスッキリと無くなっていますので、

ご期待ください。

 

電子レンジの臭いを取りたい場合は、

電子レンジで1-2分チンするだけ。

*そしてはじめての方は、破裂などにご注意ください!

 

コーヒーの出がらしは、

「ポイ」と手慣れた素振りでゴミ箱に捨ててしまいがちなのです。

 

「捨てるのは絶対損」と分かっていても、

習慣づいているとつい捨ててしまいがちなもの。

 

でも、

あなたがキッチンでコーヒーを淹れている時は、

冷蔵庫や電子レンジはすぐ近くにあるはず。

 

お手軽に始められるので、

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

 

2. 勇気を出してごみ箱の底へ

 

コーヒーを飲み終えて、

流しへコップを持ってきたあなた。

 

流しの三角コーナーの近くや、

生ごみ用のゴミ箱を開けた瞬間、

「ウッ…なかったことにしよう。」

もしもそんな経験がある方にはコーヒー出がらしが味方です。

 

湿気の含んだままのコーヒー出がらしでも、

乾燥させた後の出がらしでも、

どちらでも構いません。

 

「別に臭ったりしていませんよ」という方でも、

ゴミ袋を取り換えるその瞬間に、

「ツーン」ときてしまったご経験もあるかもしれません。

 

そんな場合でも大丈夫。

 

いったん乾燥させた出がらしを

ペーパーフィルターに詰めて紐でくくって、

ポンとゴミ箱の底に入れておけば消臭剤になります。

 

でも、ゴミ箱の底や、

三角コーナーのお掃除自体はお忘れなく。

 

湿気ている出がらしをそのままご使用の場合は、

カビが生えてしまう事があります。

 

2,3日で取り換えましょう。

 

お取替えのその時、

効果を目の当たりにするでしょう。

 

あなたも勇気を出してごみ箱の底へ

コーヒー出がらしを入れてみましょう。

 

 

 

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3. 個室トイレの角に、インテリアとして

 

トイレに入って、

慌てて「シュー!」と

消臭剤で臭いの対策をするようでは気がめいってしまいますよね。

 

できれば前もって

臭いを消しておきたいものです。

 

しかし、

市販の消臭剤には結構キツめの香りもあります。

 

何よりコーヒーを嗜んでいる方は、

微妙な香りの違いに敏感です。

 

芳香剤はあまり好きでなく、

断然「無臭」のほうが

好ましいといった方かもしれません。

 

優しいコーヒーの香りの余韻をそのままにしたい。

 

そこで、

活性炭の約五倍もの消臭効果が認められている

トイレ独特のアンモニア臭にも良く効く、

コーヒー出がらしの登場なのです。

 

冷蔵庫に入れたと同じように、

器に湿気たままのコーヒー出がらしを載せて置く

乾燥させた出がらしを思い思いの可愛い瓶に詰める。

 

未使用のペーパーフィルターに詰めて、

リボンで留めるなどなど、

トイレのインテリアとして置くのがおすすめです。

 

なにしろ活性炭の2〜5倍もの威力があるのですから、

捨てるのは絶対損。

使わない手はないですよね。

 

 

 

4.帰宅後にしておきたい習慣

 

玄関で靴を取ろうとすると、

靴箱や靴から「モワっ」と

湿り気のある埃っぽい靴の臭いがする。

 

一日の始まりで、

しかも一日中の付き合いになる靴がそんなでは、

出発時の気分も下がりますよね。

 

そこで是非したいのが、

コーヒー出がらしの消臭剤を入れておくということです。

 

乾燥させたコーヒー出がらしを入れた袋を、

帰宅直後に靴に忍ばせておくだけ。

 

これで次回にその靴を履くまでに、

嫌な臭いを吸い取ってもらいましょう。

 

気分よく出発するためにも、

帰宅時にしておきたい習慣です。

 

 

 

5.まとめ

 

様々な所で消臭剤として活躍するコーヒー出がらし。

 

どんな仕組みで、

どのくらいの効果があるのでしょうか?

 

UCC上島コーヒーの研究によると、

コーヒー出がらしの消臭剤効果には、3つの理由があります。*

 

1つには、

出がらしに含まれる水分がアンモニアを吸収する、ということです。

 

まだ乾いていない、

シットリとしたコーヒー出がらしが冷蔵庫に適しているのは

そのためなのです。

 

シットリしているコーヒー出がらしの効果は、

活性炭の約5倍の効力があります。

 

お皿に載せて冷蔵庫にいれる

瓶に入れてトイレに置くという場合は、

湿ったままのコーヒー出がらしが断然良いでしょう。

(淹れた後で直ぐできるので1番オススメです!)

 

 

2つ目は、

コーヒー出がらしの細かなブツブツの中の構造です。

 

非常に細かい穴が出がらしの中にはあります。

 

この穴が臭いの元である

アンモニアを吸収するという仕組みです。

 

この構造は、

よく家庭で使用される消臭剤、

活性炭の構造と非常に似ています。

 

 

3つ目は、

コーヒー出がらしが酸性であるということ。

 

アンモニアはアルカリ性なので、

酸性である出がらしと中和して、

消臭を助けているのです。

 

靴にはもちろん乾燥したものを使いますが、

湿っていても構わない

冷蔵庫・電子レンジには湿ったままのものを使うと、

効果を最大限にできます。

 

是非お試しください。

 

UCC上島コーヒーより

https://www.ucc.co.jp/company/research/residue/01.html

 

 

 


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