コーヒーを飲んでも眠くなるカフェイン摂取の危険な落とし穴

freephotocc / Pixabay

大事な試験や仕事のプレゼンなど
ここ一番!という時があると思います。

そんな時、
眠気防止にコーヒーを飲んで乗り切ろう!と思って、
コーヒーをしっかり飲んだのに全く効果がなかった。

コーヒーを飲んでも眠くなり集中できなかった。

そんな経験をした人は、
多いのではないでしょうか?

コーヒーを飲んでも眠くなってしまう人は、
もともとカフェインに強い体質か、
体に「耐性」ができあがっている可能性があります。

この「耐性」とは何なのか?

耐性を放置しておくと、
私たちの体はどうなっていくのかを解説しながら、
どうすればコーヒーカフェインの眠気覚まし効果を
「得たい時に得る」事ができるのか
その方法を詳しく紹介していきます。

 

目次

  1. コーヒーを飲むと眠くならないは本当か?
  2. コーヒーカフェインの耐性とは?
  3. カフェインの耐性は危険信号?
  4. 危険!カフェイン依存症になるまでの流れ
  5. コーヒーカフェイン依存症セルフチェック!
  6. カフェイをリセットして「効果を得たい時に得る」方法
  7. まとめ

 

 

1.コーヒーを飲むと眠くならないは本当か?

コーヒーを飲むと眠くならないと言われますが、
それはコーヒーの中に含まれている、
カフェイン成分に覚醒作用があるからです。

覚醒作用の「覚醒」を辞書で調べてみると、
・目を覚ますこと ・目が覚めること と書いてあります。

つまり、コーヒーを飲むと、
カフェイン覚醒作用で目が覚めてくるのです。

このカフェインの覚醒効果を得たいために、
大事なビジネスのプレゼンや絶対合格したい試験の前など、
コーヒーを飲むという人が大勢います。

ところが、
コーヒーを普段から頻繁に飲んでいると、
次第にカフェインの覚醒作用が効かなくなってくる、
現象が起きてきます。

これは一体なぜなのでしょうか?

それは、
私たちの体の中で カフェインに対する
「耐性」ができあがって しまうからなのです。

では「耐性」とは何なのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

2.コーヒーカフェインの耐性とは?

まず、
「耐性」について調べてみました。

コトバンクによると「耐性」とは、
1 環境の変化に対して適応していく生物の能力
2 病原菌などが一定の薬物に対して示す抵抗力
とあります。

よく、「コーヒーカフェインの耐性ができあがる」
と表現したりしますがどういう事かというと、
コーヒーを毎日多めに飲み続けている人は、
カフェインに対して適応していく力が体に備わっていくということです。

つまり、
最初の内はカフェインの効果が出ていて、
コーヒーを飲むと眠気が覚めていたのに その内、
だんだん体が慣れていき効果が出なくなり、いくらコーヒーを飲んでも、
覚醒作用が起こらず 眠くなってしまう現象の事です。

 

 

 

3.カフェインの耐性は危険信号?

カフェインに耐性ができてしまう事は、
あなたの体に危険信号が点滅している可能性があります。

なぜなら耐性ができあがってしまうと、
カフェインの効果を得ようとして、
更に多くのカフェインを摂取しようとするからです。

この現象が、
コーヒーカフェイン中毒を 引き起こしていきます。

4.危険!カフェイン依存症になるまでの流れ

コーヒーカフェイン中毒になるまでに、
脳の中で起こっていることを順番に説明していきます。

まず、脳内には「アデノシン」と「アデノシン受容体」
という2つの物質が存在しています。

アデノシンの働きの一つに、
次のようなことがあります。

・睡眠を誘発する

脳は体内の疲労を感じると、
アデノシンに眠気の指令をだし睡眠を促します。

そうすることで、
疲労回復ができるという仕組みになっています。

では具体的に、
脳内でどのようにして、
眠気の指令をだしているのでしょうか?

2枚のイメージ図と共に解説していきます。

1

脳内には元々、
「アデノシン受容体」という物質があります。

漢字に「受」という字が使われているように、
「アデノシン受容体」は受け入れる側とイメージして下さい。

そして脳が体の疲労を感じた時に分泌された、
「アデノシン」を「アデノシン受容体」が受け入れます。

つまり、
2つの物質が脳内で互いに結びつくのです。

この瞬間、
眠気を誘発する指令が脳内に走ります。

その結果、人はだんだんと眠くなっていき、
疲れている体や頭を休ませ、回復させようとするのです。

2

ところがコーヒーを飲むことで、
小腸で吸収されたカフェインが 血管を通って、
脳にまで運ばれていきます。

そして脳にある、
「アデノシン受容体」に「アデノシン」ではなく、
「カフェイン」が結びついてしまいます。

すると本来、
「アデノシン受容体」に結びつくはずだった
「アデノシン」が行き場を失ってしまい、
眠気の指令を出せなくなります。

こうしてカフェインが、
アデノシンの 眠気を誘発する作用をブロックしているため、
コーヒーを飲むと眠くならないのです。

しかし、
ここで注意しなくてはいけない点があります。

カフェインが眠気をブロックできるのは、
あくまでも「一時的」なものです。

カフェインが切れてくると、
本来結びつくはずだった「アデノシン」が 「アデノシン受容体」と結びつき、
今までブロックされていた分、 更に増して疲労感と眠気が襲ってきます。

すると、人は再びカフェイン効果を得ようと、
量や回数を増やしてコーヒーを飲もうとします。

また、これだけでは終わりません。

覚醒効果を得たくてカフェインを取り続けていると、
すぐに体に耐性ができていきます。

カフェインの耐性とは、少し前の方で説明していますが、
「カフェインの覚醒作用に対して適応していく力が体に備わっていくということ」 でしたね?

耐性ができあがってくると カフェイン効果を得るために、
もっともっと カフェインを摂取したくなります。

このような流れで、
カフェイン依存症やコーヒー中毒になっていくのです。

 

 

5.コーヒーカフェイン依存症セルフチェック!

あなたのコーヒー中毒、
カフェイン依存症度を チェックしていきましょう。

以下の10項目のうち、
自分に当てはまるものをチェックしてください。

一つでも当てはまっていると、
カフェイン依存症になっている可能性があります。

また、5つ以上チェックが付いてしまった人は、
かなり重度になっている可能性があるので 、
コーヒーの飲み方に注意や見直しが必要です。

(チェック1)
コーヒーを飲むことが毎日の習慣になっている

(チェック2)
毎日コーヒーを最低4杯は必ず飲んでいる

(チェック3)
カフェインをとらないとイライラする

(チェック4)
コーヒーを飲まないと集中できない

(チェック5)
ノンカフェイン飲料は何か物足りなさを感じる

(チェック6)
不眠や胃腸の調子が悪いなどの症状がある

(チェック7)
コーヒーを飲まないと頭痛がする

(チェック8)
コーヒーを飲まないとウツっぽくなる

(チェック9)
コーヒーを飲まないと疲労がたまりやすい

(チェック10)
コーヒーを飲むことをやめることができない

 

 

 

6.カフェインをリセットして「効果を得たい時に得る」方法

ここ一番!という時に、
コーヒーカフェインの眠気覚まし効果や集中力UP効果を得たいのに
その効果が全く得られないという人は 、
一度、カフェインをリセットする必要があります。

①まずは、脱カフェインをしていきます。
毎日飲んでいたコーヒーをいきなりやめることは、
かなりハードルが高いでしょう。
そのような人は、一日に飲んでいた量を無理せず、
一週間毎に一杯ずつ減らしていきましょう。

②徐々にノンカフェイン、ローカフェイン飲料へ 切り替えていきます。
主なノンカフェイン、ローカフェイン飲料として 以下を参考にしてください。
・カフェインレス(デカフェ)コーヒー
・たんぽぽコーヒー
・黒豆茶、そば茶、麦茶、コーン茶、どくだみ茶、はとむぎなど「茶葉」を使用しないお茶
・ハーブティー

③最後に脱カフェインを約10日間続けましょう。
脱カフェインを10日間程続けると、
カフェイン依存の症状はなくなっていきます。
(重度の人は更に日数を要する場合があります。)

 

7.まとめ

コーヒーを飲んでも眠くなる人は元々、
カフェインに強い体質でない限り、
カフェイン依存症になっている可能性があります。

また、カフェインの耐性ができあがっており、
どれだけ摂取してもカフェイン効果が得られないので、
更に摂取しようと悪循環を引き起こします。

とはいえ、カフェインには、
眠気さまし効果や 集中力UP、
スピード力UPなど 仕事や勉強中に魅力的な効果も有ります。

ここぞ!というときにカフェイン効果を発揮したい人は、
発揮したい12日前くらいから脱カフェインをしていき、
本番当日を迎えると良いようです。

 

 

 


あわせて読みたい


コーヒーで眠れない人のためのコーヒー快眠法

おいしいコーヒーを入れるための良い生豆の選び方

コーヒー中毒にならずに眠気を取る簡単3ステップ

「コーヒーを飲むと薄毛になる」は本当かウソか化学的に解説

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA