
もし普段、出されたコーヒーをただ飲んでいるだけなら
それはとても損をしているかもしれません。
なぜならコーヒー豆にはたくさんの種類が存在し、
酸味一つをとっても、
生産者たちが工夫に工夫をこらし、
独自の酸味を作り出しているからです。
また、品種改良も重ねながら
香りやコクも引き出しているので、
豊富なバリエーションを味わう事ができます。
当サイトでコーヒーの種類や焙煎度を理解すると、
自分に合うコーヒー豆の見つけ方が分かるようになり、
コーヒー豆を選ぶことが楽しくなっていきます。
- 目次
1. コーヒー豆の種類とは?
1-1. 品種と産地と特徴
1-2. コーヒーの3大原種とは
2. 焙煎されたコーヒー豆の種類
2-1. 焙煎度
2-2. ローストと豆の関係
3. 好みのコーヒー豆を探すには
4. まとめ
1. コーヒー豆の種類とは?
コーヒー豆の種類は200種類以上あるといわれ
全世界の約60ヵ所で生産されています。
当サイトでは人気のコーヒー豆の種類を
中南米産(オレンジ)、ハワイ産(ブルー)、
アジア産(レッド)、アフリカ産(グリーン)の
大きく4つの色で分けながら
それぞれの細かい特徴を表でまとめました。
1-1. 品種と産地と特徴
品種 | 産地 | 特徴 |
クリスタルマウンテン | キューバ (中南米) | ・酸味と苦みがはっきり感じられる
・バランスの良い上品な味わい ・最高級品 |
品種 | 産地 | 特徴 |
グァテマラ | グァテマラ (中南米) | ・酸味が少し強め、苦みとのバランスが良い
・ストレートで飲むとよりコクと香りが楽しめる ・定番品 |
品種 | 産地 | 特徴 |
ブルーマウンテン | ジャマイカ (中南米) | ・全てのコーヒーの良さを合わせ持つと言われている
・日本人向けのバランスの良い味わい ・日本向けの輸出が全体の95%を占めている ・高級品 “コーヒーの王様”と称されている |
品種 | 産地 | 特徴 |
メキシコ | メキシコ (中南米) | ・酸味と香りが適度
・やわらかい上品な味 |
品種 | 産地 | 特徴 |
コスタリカ | コスタリカ (中南米) | ・芳香な香りと適度な酸味のバランスが良い
・上品な味わい |
品種 | 産地 | 特徴 |
ブラジル・サントス | ブラジル (中南米) | ・適度な酸味と苦みがあり中庸な味わい
・後味で程よい酸味が残りクセになる ・コクと香りが高い ・ブレンドのベースとして使われることが多い |
品種 | 産地 | 特徴 |
コロンビア | コロンビア (中南米) | ・甘い香りとまるい酸味
・まろやかなコク ・ブレンドによく使われる |
品種 | 産地 | 特徴 |
ベネズエラ | ベネズエラ (中南米) | ・軽い酸味とやや独特な苦み
・適度な香り |
品種 | 産地 | 特徴 |
ハワイ・コナ | ハワイ (ハワイ) | ・ハワイ島のコナ地区でのみ栽培、100年以上の歴史
・強い酸味と甘い香りが特徴 ・高級品、ホワイトハウス御用達として愛用されている |
品種 | 産地 | 特徴 |
マンデリン | インドネシア
(アジア) |
・インドネシアのマンデリン族が栽培し始めた。
・控えめの酸味で深いコクとほろ苦さが絶妙のバランス ・しっかりとした苦みがありカフェオレにも向いている ・定番品 |
品種 | 産地 | 特徴 |
ロブスタ | ベトナム (アジア) | ・強い苦み
・特異な香り |
品種 | 産地 | 特徴 |
モカ | ・エチオピア産 (アフリカ)
・イエメン産 (中東) |
・もっとも古いコーヒーブランド日本で人気
・独特の強い酸味 ・フルーツのような甘酸っぱい香り ・エチオピア産「モカハラー」、 イエメン産「モカマタリ」「モカシダモ」という ・高級品、“コーヒーの貴婦人”とも呼ばれている |
品種 | 産地 | 特徴 |
ケニア | ケニア (アフリカ) | ・酸味が強く全体的に強い風味
・ベリー系のフルーツのように爽やかでバランスが良い ・上品な味と香りが楽しめる |
品種 | 産地 | 特徴 |
キリマンジャロ | タンザニア (アフリカ) | ・強い酸味と甘い香りと豊かなコクでバランス良く調和
・軽くなりすぎず程よい味わい ・甘く上品な香り ・ストレート、ブレンドの両方で楽しめる ・定番品 |
1-2. コーヒーの3大原種とは
現在、200種類を超えると言われているコーヒー豆も
その大元をたどっていくと、
シンプルに3つの原種から成り立っています。
それがコーヒーの3大原種です。
では一つずつ順番に見ていきましょう。
1-2-1. アラビカ種の特徴
アラビアカ種 | |
原産地 | エチオピア |
生産量 | 全体の70% |
生産地域 | 海抜1,000~2,000m |
味・香り | 香り、酸味に優れている |
生産国 | ・ブラジル、コロンビア、エチオピア ハワイ、インド等 |
1-2-2. ロブスタ種の特徴
ロブスタ種 | |
原産地 | アフリカ(コンゴ) |
生産量 | 全体の3% |
生産地域 | 低地500~1,000m |
味・香り | 油分が強く、苦みが強い |
生産国 | ・アフリカ各地、インドネシア、
トリニダードトバコ等 |
1-2-3. リベリカ種の特徴
リベリカ種 | |
原産地 | アフリカ西海岸 |
生産量 | 全体の3% |
生産地域 | 200m以下平地や低地 |
味・香り | 強い苦み |
生産国 | ・コートジボワール、アンゴラ
インドネシア、リベリア等 |
上の3つの表から、
私たちが飲んでいるコーヒーの殆ど(70%)が
香りと酸味に優れている「アラビアカ種」だということが
お分かりいただけたと思います。
では次にコーヒー豆を焙煎する時の焙煎度や
焙煎後のコーヒー豆の種類を見ていきましょう。
2. 焙煎されたコーヒー豆の種類
コーヒー生豆を煎って加熱することを焙煎といいます。
コーヒーをおいしく飲むために欠かせない重要な行程です。
コーヒー豆を選ぶ時にまず大事なのは、
コーヒー豆の種類を選ぶ前に、「焙煎度」で選ぶことです。
なぜなら、同じ豆でも焙煎度が浅いか深いかによって、
その味や香りが大きく変わってくるからです。
2-1. 焙煎度
焙煎度は大きくわけて、
「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3つがあり、
一般的には焙煎の基本は1~8の数字で現される8段階です。
浅煎りほど酸味が強くなり、苦みが弱くなります。
また反対に
深煎りほど酸味が弱くなり、苦みが強くなります。
2-2. ローストと豆の関係
焙煎のことをローストといいます。
豆のロースト具合で、ある程度の酸味と苦みが予想できます。
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1ライトロースト
・浅煎り |
・最も浅煎りのタイプ
・香りやコクに関しては不足気味 ・生豆の青臭さが残っているためこの状態で 一般に飲まれることは殆どない |
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2シナモンロースト
・浅煎り |
・色はシナモンに近い
・ごく浅い煎り方でまだ青臭い ・飲用には適していない |
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3ミディアムロースト
・中煎り |
・酸味が強く苦みが弱い
・アメリカンコーヒー向き |
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4ハイロースト
・中煎り |
・酸味が若干ある
・苦みや甘みも出てくる |
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5シティ
・深煎り |
・酸味と苦みのバランスが良い
・標準的な煎り方 ・家庭や喫茶店でよく飲まれている ・日本で好まれている焙煎度合い
|
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6フルシティ
・深煎り |
・酸味が少なく、苦みの方が出る
・香ばしいかおりがする ・アイスコーヒー用に使用されることが多い |
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7フレンチ
・深煎り |
・酸味がほとんどなく強い香りと苦みが際立つ
・カフェオレ、エスプレッソ ウインナーコーヒー、アイスコーヒー向き |
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8イタリアン
・深煎り |
・最も深い煎り方
・濃厚な苦味と香ばしいかおりが強い ・エスプレッソ、カプトーノ、アイスコーヒー向き
|
わたしたち日本人が最も好む焙煎豆は、
酸味と苦みのバランスが良く、
香ばしいかおりの「深煎り」のようです。
酸味が好みの方は、酸味が強いコーヒー豆の
ブルーマウンテンやキリマンジャロなどで
ミディアムローストが適しています。
生豆(きまめ・なままめ)のままでは香りも味もしませんが、
煎ることで酸味・甘み・苦みなどの味や香りが生まれてきます。
コーヒー味の決め手となる行程です。
とはいっても、焙煎度とコーヒー豆の関係から、
自分に合ったコーヒーを選ぶのは
最初の内はハードルが高いかもしれません。
そこで、そんな人のために用意された
コーヒーお試しセットを紹介していきます。
3.好みのコーヒー豆を探すには
お試しセット
画像: amazon.co.jp
煎りたてコーヒー豆店長オススメコーヒーお試しセット 100g×7種類 (豆のまま) | |
価格 | 2,260円 |
サイズ | 豆のまま |
内容 | 100g 7種類のコーヒー豆
・パオブレンド(100g) ・ロイヤルブレンド(100g) ・クリスタルブレンド(100g) ・コロンビア・スプレモ(100g) ・キリマンジャロAAスノートップ ・ニカラグア・ラコバ・カサブランカ(100g) ・コロンビア・サンアグスティン(100g) |
購入先 | 煎りたて コーヒー豆 店長オススメ コーヒー お試しセット 100g×7種類 (豆のまま) |
※2017年1月現在
画像: amazon.co.jp
煎りたて コーヒー豆 深煎りコーヒーお試しセット 100g×8 (中挽き) | |
価格 | 2,432円 |
サイズ | 中挽き |
内容 | ・コロンビア・サンアグスティン100g
・マンデリンG1 100g ・ジャーマンブレンド100g ・フレンチブレンド100g ・イタリアンブレンド100g ・キリマンエスプレッソ100g ・モカエスプレッソ100g ・ビターエスプレッソ100g |
購入先 | 煎りたて コーヒー豆 深煎りコーヒーお試しセット 100g×8 (中挽き) |
※2017年1月現在
画像: amazon.co.jp
煎りたて コーヒー豆 お試し グルメ コーヒーセット 100g×6種類 (豆のまま) | |
価格 | 2,469円 |
サイズ | 豆のまま |
内容 | ・ブラジル・ピーベリー100g
・コスタリカ・コーラルマウンテ100g ・カロッシ・トラジャ・ランテカルア100g ・コロンビア・サンアグスティン100g ・ニカラグア・ラコパ・カサブランカ100g ・エチオピア・モカ・イルガチェフェ100g |
購入先 | 煎りたて コーヒー豆 お試し グルメ コーヒーセット 100g×6種類 (豆のまま) |
※2017年1月現在
4. まとめ
世界中から愛されているコーヒー豆は、
現在200種類を超えています。
そこから自分に合うコーヒー豆を見つけることは、
運命の人と出会うくらい大変なことかもしれません。
そこで、
運命のコーヒーに出会う方法を
大きく2つの方法でまとめてみました。
一つ目の方法として・・・
自分にぴったり合った運命のコーヒーを
じっくりと見つけ出したい方は、
まずは焙煎度から選んでいきましょう。
酸味が好きなほど浅煎りで、
苦みが好きなほど深煎りになります。
そして好みの焙煎度が決まったら、
その焙煎度に合うコーヒー豆を
じっくり選んでいきましょう。
そして二つ目の方法として・・・
とにかく簡単に早く
自分に合うコーヒーを見つけたい方は、
コーヒーお試しセットをぜひ試してみて下さい。
あなたに合う運命のコーヒーに
簡単に早く出会える可能性が一気に高まります。
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